スシローが打っている「手」
スシローの販売促進について、インターネットで検索してみると、多く出てくるのは、まず「話題性」のあるメニュー。なかでも、1日数量限定で販売している「メロンソーダ」が目を惹く。1皿980円(税抜)とのことで、写真を見ても山盛り。お客様は、ツイッターなどのSNSで写真をあげ、「まるごと食べるメロンソーダ」というニックネームで呼ばれているそうだ。
それ以外でも、大学生とメニュー開発をした「県の特産品を使ったメニュー」や、昨年比1.5倍の大きさの、うなぎのチラシなど、話題性がある斬新なメニューを次々にだしている。
アプリの活用
スシローアプリも、なかなか面白い試みである。今のところは、スマホでの予約、各店舗の空き状況から入れる店を探す、また、お持ち帰りの注文、フェアの情報やお知らせ、まいどポイントのチェック、ができるようになっている。
現段階で、400万件のダウンロード実績があり、来店客の約30%がアプリケーションを経由して来店しているという(「流通ニュース」より)。
今後は、このアプリを活用して、顧客がどんなメニューを好んでいるか、その地域特性や家族構成とどんな関係があるのかなど、顧客関係性をマネジメント(CRM)するツールとして、活用することができるであろう。