スシローから何を学ぶべきか?
まず、販売促進の手の打ち方は、「思い切った、話題性のあるイベント・メニュー」を、過去の成功体験や、固定観念にとらわれずに、打ち出せる点が特徴だ。
規模が大きくなって来たり、伝統があったりすると、これまでやってきたことと違うことに手を出すことを躊躇したり、はては、手を広げるべきことにさえも気づかなくなったりする。こうなると、競争に勝つことはおろか、価格合戦に巻き込まれ、経営は悪化してしまう。
アプリの方は、「顧客の利便性」を追及している点が出色だ。「お客様を待たせたくない」「便利に来店してほしい」という気持ちが表れている。
顧客が価値を感じるのは、得られる利益が大きく、かつ、犠牲にするものが少ないときだ。いくら美味しい寿司を安く食べられても、2時間待ちでは客足が遠のく。臨機応変な商品開発と、顧客の期待を超える姿勢が、スシローの快進撃の要因であるだろう。
『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』より一部抜粋
著者/理央 周(めぐる)
あのヒット商品はなぜ「ヒット」したのか?あのレストランの予約は、なぜいつも取れないのか?世の中で「売れているモノや人気者」はなぜヒットするのでしょうか?毎号実際の店舗や広告を取り上げ、その背景には、どんな「仕掛け」と「思考の枠組み」があるのかを、MBAのフレームワークとマーケティングの理論を使って解説していきます。1.「中小企業経営者・個人事業主」が売り上げを上げる 2.「広告マン・士業」クライアントを説得する 3.「営業マン」が売れない病から脱するためのメルマガです。
<<無料サンプルはこちら>>