自分の心と深く対峙する時間を作る
いったい自分を縛るもの、生きるのがつらいと思わせているものは、自分のどういう感じ方や考えなのか。
そして、事象や事実に対する捉え方を変えるには、自分の思考パターンを深く探る必要があります。
子どものころからの思い込みが今の自分を縛っている。
他人が自分を縛るのではなく、自分で自分を縛っている。
だから、他人からの縛りに抗えない。本当は抗えるはずなのに、無理と思ってしまう。
こうしたことを振り返り、より望ましい方向に変えていくには、自分の本心と向き合い、どう変えればいいか考える必要があります。
逆に自分を変えられない、という人は、自分の心との対話が足りないのです。
それは自分の本音を認めるのが怖いとか、考えたくないとか、面倒くさいといった自分との戦い。
その戦いに打ち勝たなければ、自分の感じ方、物事の捉え方はそのまま変わることはなく、つらい人生が続くだけです。
もし自分で考えても思考が堂々巡りをしてうまくまとめられないという場合は、感情日記をつけてみることをお勧めします。
日記に文字として吐き出すことで、自分の感情や意識を可視化して、冷静に考えられるようになります。
というのも、文字として自分から離れた瞬間に、それを客観視できるようになるからです。
自分の中にもやもやとした思いがある場合、それは自分と一体なので客観的に捉えることは難しい。
それを自分からはがして紙に移すことで、幽体離脱して自分を上から眺めるがごとく、より冷静に客観的に自分の感情と向き合えるようになります。
この方法はほかにも、むかついた相手に暴言を書くなど感情を吐き出すと、意外にすっきりします。
その場で言えなかった悶々とした思いも、あとでこうして反論日記をつけてみると、こういう人には次からどう対応すべきか、冷静に考えることができます。
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著者/午堂登紀雄
フリー・キャピタリストとは、時代を洞察し、自分の労働力や居住地に依存しないマルチな収入源を作り、国家や企業のリスクからフリーとなった人です。どんな状況でも自分と家族を守れる、頭の使い方・考え方・具体的方法論を紹介。
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