勿論今回の調査だけでは、性体験の時期の差が原因なのか、結果なのかは明らかではありません。即ち、後期体験のために性的問題が生じやすいのか、あるいは性的問題を持つ人が後期体験者なのかは分かりません。
しかし、この研究者は、現在なされているような性教育である「我慢教育」は、ある種の健康問題を起こす可能性があると強調しています。
そして、性感染症のリスクのみを考えて性体験をセーブすることは、性的機能の成熟を妨げる可能性があり、異性に対する対人関係をぎこちなくさせたり、パートナーとの性生活に不満を生じさせる可能性があると述べられています。
特に保健関係者の間では、「性教育=性感染症の予防」との見方が強いのですが、性教育は単に若者の性を抑制することではなく、全人的な健康上の問題として捉える必要がありそうです。
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