家電コンシェルジュ激推し。部分洗い用「超音波ウォッシャー」が凄い

lily_king
 

家電コンシェルジュの神原サリーさんが、最新家電の情報をお届けしてくれる、メルマガ『旬刊!ブログで言えない家電の話【神原サリーとゆかいな仲間たち】』。今回は最近の洗濯機事情について。サリーさんいわく、最近の洗濯機のトレンドは「小型化」と「機能分解」にあるようです。汚れを落とすという一点に特化したユニークな2つのアイテムを紹介してくれています。

コトンと超音波ウォッシャーとその先の洗濯機と

私は洗濯機は汚れ具合に応じて洗い分けができ、洗濯液も捨てずに使える「二槽式洗濯機」こそ、一番なのではないかと常々考えています。とはいえ、専業主婦のようにある程度、洗濯に時間をかけられる人でないと、二槽式の洗濯機では辛いという人がいるのもよくわかっているつもり。

つまり、ライフスタイルや洗濯や衣類への価値観が多様化してきた今、洗濯機だって「ドラム式」「タテ型洗濯乾燥機」「全自動」というくくりだけでない、もっと新しい視点で作るべきなんじゃないかなと思っています。

そうした中では、昨年の春に世界最小の洗濯機として登場したアクアの「コトン」は、部分洗いをする、汚れたところだけを洗濯して、さらにすすぎまでしてくれる…という点で発想も機能・性能も素晴らしいものだと感心しています。

そこに今度はシャープから9月15日に発売ということで、「超音波ウォッシャー」なる似たようなデザインと大きさの洗濯ツールが発表されました。これはコトンのように布地の裏側に水を噴射して、高速でたたき、汚れをキッチンペーパーに移すというものではありません。

毎秒約38,000回の超音波振動が、水を含んだ繊維の隙間に真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じる強力なパワーで汚れを弾き飛ばすのですね。水だけで使うこともできるし、時間が経過してしまった頑固な汚れの場合には液体洗剤を染み込ませてから使う方法もあります。

で、実際のところ、汚れ落ちはどうなのかというと、これがみるみるうちに落ちていって楽しいんですね。キッチンペーパーに汚れが移っていくのを確認しながらではなく、汚れそのものに直接当てて、なでるように使っていくので、きれいになったことが確認しやすくて余計に楽しいのです。

どれくらいきれいになるかについては、すでにブログに書きましたので、それを見ていただくとして、コトンや超音波ウォッシャーのような洗濯のためのプラス1のアイテムが出てくるのはとても喜ばしいことだと思います。

★あきらめていた汚れがみるみる落ちて楽しい!~シャープの超音波ウォッシャー

続いて望むなら、超小型の脱水機能付きの洗濯機(洗濯バケツのようなもの)の進化版でしょうか。全自動洗濯機やドラム式洗濯機を持つ人の、赤ちゃん専用や介護用、ペット用など。

小さいものなら、お風呂場で使えばいいのだし。まだまだ開発の余地はありそうな洗濯機市場です。すべての機能を1つにするのではなくて、機能分解していくという考え、これからのキーワードになるのだと思います。

(神原 サリー)

imaged by: Blog Sallyの家電アトリエ

 

旬刊!ブログで言えない家電の話【神原サリーとゆかいな仲間たち】

著者:神原サリー/一条真人/岡安学
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