私はこの「発展のエネルギー」が、好きな仕事をする時に重要なのだと気付くようになった。
(1)好きな活動で仕事をする。
(2)ワクワクすることなので、常に明るい未来に視点がある。
(3)相手と「商品」を介して発展のエネルギーを感じあえる、共鳴しあえる。
(4)人は、発展する人に引き寄せられる。
(5)人がお金を運んでくるので、その人にお金も流れ込んでくる。
そういう順番で、仕事のエネルギーは展開しているのだと気付くようになった。
ただ自分の好きなことで、自己満足で終わってしまうものはお金にならない。
だがそこに発展のエネルギーが含まれていれば、人はそこに集まるようになっている。
そもそも、人は(より良く発展したい)という本能を持っているからだ。
今よりも良い生活、良い人間関係、良い結婚、良い仕事、良い住居。
少しでも今より良いものを求めて人は頑張って生きている。
だからこそ、人は自分を発展に導いてくれそうな人を求めるのではないか。
私は、そう思うようになった。
その発展は、できるだけ人間の魂レベルで成長できるものの方が感動が大きい。
扱いが難しい心の問題や、自分との折り合いの付け方など、固有の複雑な悩みであればあるほど、人は孤独に陥っている。
高度な技術で病気を治せる医者や、肌トラブルに悩んでいる人が「この薬だけは良く効く!」という物を作っている会社や、自分に似合うヘアスタイルを瞬時に判断して仕上げてくれる美容師や、洋服の好みを熟知してくれて見繕ってくれるスタイリストなど、(この人だけは、私のことを良く分かってくれる!)という、相手の芯を捉えることができている人は、それだけその分野が好きで詳しい。
言い方を変えれば、どの業界にも「職人」がいる訳で、その職人は、その分野が好きで深掘りしていて、好奇心旺盛で勉強を怠らない。
地道な努力をしながらも、掘れば掘るほど面白いその世界に魅了され、(この知識や情報や商品は、きっと誰かを幸せにできるぞ!)という確信を持っている。
(困った人を助けたい)とか(悩んでいる人に元気になってもらいたい)とか、そういう気持ちを持ちつつも、個人的な興味や欲望でどんどん、知識や知恵を増やしている。
私が思う、好きな仕事で稼いだ方が良い、本当の理由。