ローソンは9、セブンは8。おでんの「つゆ」にこれだけの地域差

 

地域の特色を生かすことに成功している事例

コンビニ各社のおでんに見られる「地域の特色を生かすことは今の時代のトレンドとなっています。これはおでんだけではありません。キリンは47都道府県ごとに味の違いや個性を楽しめる「47都道府県の一番搾り」を販売しています。5月6月発売分の受注が年間販売額予定の2倍になるなど好調に推移しています。

マクドナルドは国内の地域名産食材を使った期間限定の商品が業績回復に貢献しました。2月には国産はちみつと瀬戸内レモンの果汁を使用した「マックシェイクはちみつレモン」、3月には北海道ミルクを使用した「北海道ミルクパイ」、北海道あずきと宇治抹茶を使用した「マックフルーリー 宇治抹茶あずき」、5月には愛媛県の“甘夏”を使用した「マックシェイク甘夏みかん」、6月には宮崎県の「日向夏(ひゅうがなつ)」を使用した「マックフルーリー日向夏チーズケーキ」、 沖縄県の「パイナップル」を使用した「マックシェイク沖縄パイン」を販売しています。

消費者の嗜好は多様化しています。また、「地方創生」が表すように、地方・地域を志向する流れが加速しています。地域の特色を生かしていくことが今後のビジネスのカギとなりそうです。

 

 

店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業
著者/佐藤昌司
東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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