遂に始まった中国による韓国イジメ。背景には「中華思想」の亡霊か

 

楊教授発言にできるだけ忠実な日本語訳だが、ポイントは2つあると思う。

1つは、韓国を懲らしめることによって中国と韓国、中国と周辺国が付き合う場合のルール」を確立すべきだと彼が主張している。

もちろんその場合、「ルール」を確立するのは中国の方であって韓国やその他の周辺国ではない。しかも中国は、韓国や周辺国との話し合いによって「ルール」を作るのでもなく、「懲らしめる」という中国側の一方的な強制力をもって、それを確立すべきだというのである。

つまり楊教授はここで、韓国や周辺国との関係において、中国は一方的にルールを作って周辺国に強制すべきだと堂々と主張している。

ここにはもはや、国家間平等の観念や「皆で共通のルールを作ろう」という国際社会の常識はかけらもない。あるのはただ、中国こそがアジアと世界の絶対的な立法者」であり、独尊無二の「覇主」であるという、あまりにもゆがんだ自国意識である。

それでは、周辺国が中国のルールに従わない場合はどうなるのか。それについて楊教授発言は次のような答えを用意している。つまり、「お尻をたたかれる」というのである。

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