地震もですが、富士山が噴火した場合の電気、通信がやられて首都機能がマヒする被害想定も、何だか東京オリンピックが決まってから、あまり言われなくなりました。東京オリンピックが決まってから、首都が甚大な被害を受ける災害の想定がピタッと止まっているのがなんだか不気味です。
これは、日本の危機管理、首都の危機管理という意味ではどうなんでしょうか。自然災害が、オリンピックが終わるまでは待ってあげようと思ってくれるのでしょうか…。
私たちは、計画通りに東京オリンピックが開催されることを信じて準備しながら、一方で、万が一の大地震にも備え、2020年後の不動産市場も考えなければならない。何だか、改めてたいへんです。
それでも、地震大国日本にあって、大震災発生の危険は、絶対に忘れてはならないはずです。たとえ、首都圏直撃でなくても、東日本大震災や熊本地震のような大地震が日本のどこかを襲って甚大な被害が発生した直後に、私たちは、オリンピックを開催できるのでしょうか。そういった危機管理をいったい誰がしているのでしょうか。「シン・ゴジラ」を見たばかりなので、余計に気になります。
image by: Takamex / Shutterstock.com
『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』
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