「いい写真を撮ってみたいけれど、機材を買うお金が…」などとお考えの方、お手持ちのスマホや携帯のカメラでも充分可能なそうですよ。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、「スマホやガラケーで芸術写真を撮るコツ」が紹介されています。
芸術の秋 実践編
先日は若冲展を紹介するなど「見る」方について書きましたが(「大人気も納得。伊藤若冲の展覧会に4時間半も並んでわかったこと」)、今日は自ら「芸術しよう」という「実践編」です。
とは言っても、急に絵を書いたり彫刻をしたりというのはハードルが高いように感じられるかもしれません。でも、写真ならどうでしょうか?
スマホにしてもガラケーと呼ばれるものでも、ついているカメラの性能には驚かされます。いつの間にやらカメラメーカーは安価なコンパクトカメラを販売しなくなりました。1万円程度の安いコンパクトカメラだと性能では変わらず、むしろ手軽さでスマホ付属のカメラに負けてしまうので売れないのです。
それほどのカメラが手元にあるのですから、まずはこれで気持ちよく写真を撮ってみるのはいかがでしょう。でも「芸術」ですから,、ただ撮るだけじゃなく、それなりの工夫が必要です。そのためには…。
「こういうことを表現したい」という気持ちを明らかにするのが第一歩です。例えば花の写真でも、咲いている花の全体の美しさを伝えたいのか、形の面白さがポイントなのか、色に惹かれたのか、道の片隅にポッと咲いている可憐さに惹かれたのか。
ただ撮るだけでなく、一瞬、自問自答する。どうして自分はこの写真を撮りたいの?
撮ってから考えるとまた面白いものです。何百枚という写真を見直してみて、「あれ? これはなんでシャッターを押したのだろう?」と不思議の思う写真はいくらでもあります。撮った時と意図が違う時もあります。撮り手の目線と、鑑賞者の目線では違うものが生まれることもあります。
なんでもない、手軽に撮れるスマホ・携帯での写真ですが、そういう気持ちを持っているだけで、十分に芸術写真になりえます。
なぜあなたはそこでシャッターを切ったのですか?
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