小林麻央が闘病中の乳がん、都市に住む女性に多いと判明―英研究

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市川海老蔵さんの妻・小林麻央さんが闘病中であることを公表した乳がん。女性にとっては身近になってしまったこの病気のリスクを高める原因に「都市で生活をしている」ことも挙げられる、という研究結果が明らかになりました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく紹介されています。

乳がん:特に都会に住む人は要注意!

このところ、市川海老蔵さんの奥様の小林麻央さんの乳がんに関する話題が、毎日のように出ていますね。

国内における乳癌の頻度は年々増加しており、1年間に約3万6,000人の方が乳癌と診断されています。この乳癌による死亡は、日本の女性の癌による死亡の第4位にあたります。

検診による早期乳癌の診断率の向上が上がってはいますが、その原因としては、食生活などの生活の欧米化、晩婚に伴う初産年齢の上昇などが考えられています。特に、都会に住む女性は乳がんのリスクが高いとの報告が、英国よりありますのでお知らせします。

これは、ロンドンのプリンセス・グレース病院のニコラス・ペリー博士がシカゴで開催された北米放射線学会で報告したものです。

Does City Life Alter Breast Density?

最近、乳房エックス線撮影(マンモグラフィー)がよく使用されるようになって来ました。この検査を行うと、乳房腺が多くなって細胞組織密度が高い女性では脂肪が多い女性よりも乳がんにかかる確率が高いことが知られています。

そこでこの研究者らは、この乳房組織の密集度と住んでいる地域との関係を調べました。都市部、都市郊外、農村地域に住む972人を調査したところ、ロンドンなどに住む女性は都市部以外に住む女性よりも乳房組織の密集度が大幅に高いことがわかりました。この傾向は、50歳未満の場合にはより明確だったということです。

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