なぜ日本には老舗が多く残り、韓国は三代も続く店がないのか?

ise20160928
 

創業100年以上の老舗企業が10万社を超えるという日本と、「三代続く店はない」と言われる韓国。両者の違いはどこにあるのでしょうか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、日本を老舗企業大国に導いたとも言える江戸時代中期の思想家・石田梅岩(いしだ ばいがん)の「石門心学」を紐解きつつ考察しています。

日本の商人道の源流 ~ 石田梅岩『都鄙(とひ)問答』

テキサス州のある日系企業数社を訪ねたが、今回の旅は不思議なほど、韓国企業との因縁に出くわした。

まず飛行機に乗ると、毎回、「サムソンのGalaxy Note7はリコールされており、機内では絶対に電源を入れないで下さい」とのアナウンスがあった。リチウム電池が発火や爆発するという事故が相次いでおり、米国内だけで100万台のリコール騒ぎになっている。

全米の飛行機の乗客数は一日100万人以上。こんなアナウンスが100日も続けば、のべ1億人の乗客が聞くことになり、その悪影響は想像を絶する。

最初に訪問した日系企業では、世界7位の海運大手、韓国の韓進海運が経営破綻して、日本からの部品が届かず、大混乱していた。海外の船主などの債権者が韓進の船舶を差し押さえる恐れがあるため、入港すらできない港が多い。

こうして世界の海をさまよう韓進の貨物船に積まれたコンテナ数は約40万個、積み荷の価値は1兆4,000億円、荷主は8,300社に上るという。そもそも自社の船舶を差し押さえから護るために、顧客の貨物を積んだまま港にも入らない、とは、顧客無視も甚だしい。これではたとえ再建されても、多くの荷主は戻ってこない。

次に訪問した日系企業はメキシコで製造工場を持っており、近隣に韓国系のライバル企業が進出するというので、従業員が引っこ抜かれないかと戦々恐々としていた。その韓国系企業ははじめのうちこそ高給を餌に人を集めていたが、給料がきちんと支払われない、という噂が広まって、今や採用に苦労しているという。

品質、倒産、給与遅配など、問題はそれぞれ違うが、事業の基盤は顧客や従業員からの信用信頼である。どうも韓国の多くの企業には、この点が分かっていないのではないか、と思わざるを得ない。

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