ヒラリーは、「超法規的」存在
これ、日本人の感覚だったら、アウトかもしれません。日本であれば、有罪が確定する前に、マスコミが騒いで退場になります。実際、日本では、「金銭問題」で多くの政治家が失脚している。しかし、ヒラリーさんは、どうも「超法規的存在」になっているようなのです。
日米関係、米中関係の本質を知りたい人にとって、アメリカ在住政治アナリスト伊藤貫先生の『中国の「核」が世界を制す』は、必読です。伊藤先生によると、クリントン夫妻は、中国から金を受け取っていた。しかも、80年代から。
クリントン夫妻とリッポ財閥の腐敗した癒着関係は、少なくとも1983年から始まっている。
(『中国の「核」が世界を制す』)
「リッポ財閥」とは何でしょう?
中国共産党と人民解放軍は、クリントン夫妻に対して多額の贈賄をするパイプとして、インドネシア・香港・中国に拠点を持つリッポ・グループ(力宝集団)を使用した。
リッポ・グループはインドネシアの華僑財閥・リアディ家が所有する企業集団であり、銀行業・不動産業・流通業・観光業等を経営している。
(同上)
「多額の贈賄をするパイプ」として利用される企業。なんとも「中国らしい」話です。
ヒラリー夫人が上級パートナーを務めるアーカンソーの法律事務所は、この時期から、リッポグループの「顧問」として高額の報酬を得ている。
FBIは、「クリントン夫妻と人民解放軍スパイ機関との協力関係が始まったのは、たぶんこの頃だろう」と推定している。
(同上)
この部分は、かなり衝撃的。なんとFBIは、「クリントン夫妻と人民解放軍スパイ機関が協力関係にあることを知っている」。では、なぜヒラリーさんは、オバマ政権で国務長官を務め、民主党の大統領候補になれたのでしょうか(理由は、後述)?