実は上海特産じゃない上海蟹、現地の人が絶対食べぬ4つの部位

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秋の味覚として日本にも定着した感のある上海蟹ですが、実は上海特産ではないってご存知でしょうか。そんな豆知識を教えてくださるのは、無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』の日本人著者で上海在住のジンダオさん。さらにジンダオさんは上海蟹の「食べてはいけない部位」を写真付きでわかりやすく解説、これさえ読めばあなたも「上海蟹通」になれること請け合いですよ。

上海蟹の食べてはイケない4つの部位とは。蟹の心臓【蟹心】

上海の秋の味といえば上海蟹。しかしこの蟹、日本では名前に「上海」と名付けられていますが、中国語では「大闸蟹(dà zhá xiè)」と呼び、「上海蟹とは言いません。上海特産!ではないので注意しましょう。特産地は江蘇省の阳澄湖」です。

現地にいると上海蟹を沢山食べる機会が多いこの季節、ガッツリ食べるぞ! と、その前に。上海蟹って食べてはイケない部位があるの、ご存知でしたか?

上海蟹で食べてはイケない4つの部位

「蟹肠(xiè cháng)」「蟹腮(xiè sāi)」「蟹心(xiè xīn)」「蟹胃(xiè wèi)」。

それぞれ「腸」「エラ」「心臓」「胃」となるのですが、人の部位とは位置が違います。この部分は食してはイケない部位なのです。それに考えてみて下さい。「上海蟹ってここ、食べちゃ駄目なんでしょ?」と、華東地区出身の中国人に話すと「すごい! よく知っているね!」と喜んでくれること請け合いです。

どうして? 4つの部位は食してはイケないのか?

医食同源の中国らしいのですが、上海蟹の心臓は熱を下げてしまう部分と考えられ、そのため食べるのはNGなのだとか。あとの部分は汚れをこし取ったり、蟹自体がエサで食べた残飯が残って不衛生という観点からと思われます。魚でもエラは食べませんものね。不衛生もでしょうが、臭かったり美味しくないんでしょうね。

上海蟹を食べる際はお腹を壊したり、寒気を引き起こしかねない部位に要注意。そのため、腸、エラ、心臓、胃の部位は食すのはヤメておきましょうね。ぞれぞれの部位、どんな場所にあるか画像で確認してみましょう。

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