MAG2 NEWS MENU

友達も彼も親も、私の不幸をわかって!苦悩する女性へ10のアドバイス

恋愛アドバイザーの月岡奈津子さんが、「恋愛とお金」「自分との向き合い方」をテーマに、ズバズバ語りまくるメルマガ『悩みは自分で解決できる! ~男と女と、お金と、自分~』。今回は昔からの付き合いであり、長く恋愛相談をされていたA子さんのお悩み。両親の影響でトラウマが克服できないA子さんへ、奈津子さんはどのようなアドバイスをするのでしょうか。

トラウマを昇華させ、なりたい自分になる方法

今回は、どう書けばいいのか正直、悩んだ。

昔から付き合いのある年下女性(A子)から、私はずっと恋愛相談をされていた。
今回、彼女のテーマをメルマガに書くにあたり、最初はボカして書くつもりだったが、A子から「詳しく書いてもいい」と許可をもらったので、このメルマガを読んでいるA子と共に、読者のみんなとも、彼女のケースを一緒に内観、分析して欲しいと思うに至った。

貴女がA子なら、どんな内観や分析をするだろう。
私は今回、こんな内観や分析をした。

まずは、A子の苦悩を貴女にも読んで欲しい。

■A子の状況。

・A子にとっては初めての彼氏。
・彼は、彼女の依存心や執着心で冷め始めている。
・彼も徐々に不誠実な言動が増え、A子はますます苦しくなっている。
・だが、交際当初に彼に愛されていた記憶があり、彼から離れられない。

・恋愛がうまく行かないことで、自分自身の問題に気付く。

・両親が厳しく、学生時代に自由に過ごせなかったこともあり、自由に恋愛をしてきた思い出がある彼氏に嫉妬したり、元カノと自分を比べてしまったり、自分の「我慢してきた学生時代」への後悔や、親への恨みに苦しんでいる。

>>次ページ そんなA子からの、近況メール

 A子からの近況メール

彼とは相変わらず依存していて離れられずに苦しんでいます。

奈津子さんからのメールで、大切にしてもらえないのは彼の本性だということがわかった上でも、やはり私が変われば愛されるかもしれないとの期待があるのか、離れることができません。

私の病的な依存と執着心が彼をそうさせているのだという気持ちと、最初の頃に愛されていた記憶が離れてくれません。

彼が他の女の子と隠れてやりとりしていた問題のことも忘れて落ち着いてきて、彼のことを少しずつ束縛しないようにできるようになってきた先月、今度は彼は隠れてキャバクラに通っていたこと、キャバクラの女の子と連絡を取り合っていた事実も知りました。

そこで私はまた大きな絶望と苦しさを感じてしまい、また束縛心と執着心がでてきて、一緒にいないとどこかに行ってしまうとさらに悪化しました。

けれどもあれから彼の心境も悪化していて、彼はいつでも別れたいと思っていて、私が怖いし、嫌いだから、別に私のことを思って自分の人生の楽しみを我慢する必要はない、といいます。

キャバクラもなにがわるいの?といった態度で、別に俺のすることに文句があるなら一緒にいなければいい、俺は別れたいと常に思っていると言われています。
私がすがって、いま一緒にいる状態へとなりました。

彼は私のことが嫌いで離れたくて仕方がないけれど、私がしつこくするとキレながらもいうことを聞いてくれます。

私は愛されてないと思えば思うほど彼にしつこくしてしまいます。
彼の前で泣き喚いて感情をぶつけてしまうことも結局、治らないまま、どんどん嫌われてる。
嫌われてる相手にどんどん執着してしまう

毎日しんどいまま三年間、ほっと安心できることがありません。
奈津子さんに幸せな報告ができず、まだこんなことでグダグダやっているのかと残念に思われるかもしれません。

しかし奈津子さんに言われてわたしはあれから彼とのことではなく、自分自身の問題も解決しなければいけないと思うようになりました。

自分の価値観で人を責めてしまう。
自分は親に過干渉に育てられてすごく嫌な思いをしたのに、彼に病的な過干渉をしてしまう。
世の中に、いろんな価値観があるということがわかっていてもどうしても受け入れられない。
価値観を受け入れることがとても苦しいです。

自分の人生なのに、親の価値観を押し付けられて我慢して生きてきたんだから、みんなもそうなるべきだと思ってしまっているのです。
みんなが楽しそうにしていることが苦痛です。
周りのみんなが不幸になればいいのにとさえ思うようになりました。

みんなが自由に生きていることが悔しくて、自分が我慢してきたことを幸せそうにみんながしていることに耐えられません。

こんなにひねくれて毎日しんどい思いをして親のせいだと親にぶつけてみました。
親はダメでした。わかってくれなかった。
母は泣きながら「なんでそんなことをいうの、私たちは愛していたからこそしてきたのに、何も聞きたくない、そんなこというのはおかしい」と全く聞き入れない。

父は「おれはもう長く生きてきたから、お前の言ってることを受け入れられるから話してみろ」というが、「おれはお前の歳にはもう大人だった、ちゃんとお前たちのことを考えてやっていた、そんなことを言い出すのはなにかに洗脳でもされてるのか?お前は人の言うことを鵜呑みにするからよくない」と。

両親ともに全く理解しようとせず、自分たちは間違ったことはしていない、愛を与えてきた、いままで私のために人生を我慢して育ててきたのに、こんなひどい仕打ちはないと逆に私が責められました

最終的には「もう大人になったんだから、今度はお前が両親に尽くすべきだ」という感じになって、とにかく何を言っても無駄なんだなと思いました。

私は両親に愛されていたと感じません。
自分たちの思い通りにして自由を奪ってきたのに、逆に自由を私に奪われていたという親がむかつきます。
親とのわだかまりをとることは不可能でした。逆に親への不信感が増幅してしまいました。

そんな頭のおかしい親のように私もなっています。
けれども、なかなか変えることができない。
こんな人間に自分も感情的になるとなってしまう。自分が怖いです。
人を心から愛することができない。人を憎むことしかできない。

いろんなことを経験しようと思っても、なかなか行動もできない。
友達といても楽しくないし、逆に嫉妬心が芽生えます。
トラウマを解消することはとても難しいんですね。性格を変えることも不可能に思えます。
一度精神科にも行きましたが「精神病ではないのでもう来なくていい」と言われてしまいました。

それからは毎日ためになりそうなブログや本を見つけては読んでいます。
カウンセリングはお金もかかるので厳しくて通えません。

本やブログを読んだときに頭では理解できるのに、感情がでてくるときは、もう、そのことなど関係ない自分の気持ちが爆発していて意味がないです。

毎日、自分にいろいろ言い聞かせても、自分の中の凝り固まった考えが拒絶します。
なりたい自分になれない。
生きていくのってとてもしんどいんですね。
自分を受け入れることはとても難しいです。

自分以外の誰かになりたいです。
もう自分でいることに疲れました。

奈津子さん、たくさんアドバイスを頂いたのに、全く成長できていなくてごめんなさい。
あんなにたくさんの分析をしてもらいました。
ものすごく感謝しているし、長く時間が経ったのに、良い報告ができないことが悔しいです。

次に連絡するときは気持ちが晴れた時だと思っていましたが、まだダメでした。。。
奈津子さんに私は何もできていない、こんな私に親身になってアドバイスをくれたのに、申し訳ないです。

>>次ページ 気になるA子への返事は…

私からA子への返事をここに書きます

今まで色々と話を聞いてきたけど、A子の人生は、時系列で考えるとこんな感じなんじゃないかな。
トラウマの昇華方法も含め、ダラダラと書いていくよ。

■1.幼い頃は、親が自分の全てだから「外の世界」を全く知らない。

そんな状況で学生になり、両親の厳しい規則(門限)などで自由を奪われていたが、不満や理不尽をどこかで抱きつつも(そんなものなのかな・・・?)と思っていた。

■2.時が流れ、大人になり、初めての彼氏ができた。

学生時代の様子を聞いたところ、彼は自由に恋愛や人生を楽しんでいたことを知る。

■3.自分は彼が初めての男なのに、彼には「私より前の女」がいる事実にショックを受ける。

デートをしても(私が初めてじゃないんだ)(元カノにもしていたのだろう)と考えてしまい、それが耐えられなくなると、彼氏に感情的に気持ちをぶつけてしまい、ケンカになる。

■4.元カノに嫉妬している部分もあるけど、単純に、自分の過去と彼の過去を比べて「ずるい!」と思っている。

(私は親のせいで我慢してきたのに、この人は何も我慢せずに若い頃を楽しんでいたんだ。ずるい!私だって、あれが普通じゃないと知っていたら、思う存分、やりたいことがあったのに!もう、あの頃には戻れない。大事な時期に思い出も作れず、私の人生は失敗だ!こうなったのは親のせいだ!私は我慢したのだから、彼だって、今、我慢すべきだ!!)と思う。

■5.貴女は「過去の悔しさ」を、彼に共有して欲しいと思っている。

「そんな学生時代だったの…?辛かったね、苦しかったね…」って、慰めて欲しい。
その為には、彼にも【 貴女と同じ不自由 】を体験してもらう必要がある。だから貴女は、彼に「自分の過去と同じ経験をさせて、自分の傷に共感して欲しい。寄り添って欲しい。悔しさや寂しさや後悔に理解を示して欲しい」と、無意識に懇願している。

■6.自分は親に過干渉に育てられてすごく嫌な思いをしたのに、彼に病的な過干渉をしてしまうのは

【 惚れた男には自分の闇を知って欲しい 】
【 惚れた男には自分の全てに寄り添って欲しい 】
という、誰もが持つ恋心から発生している。みんなが楽しそうにしていると苦痛だったり(不幸になればいいのに)と思ったり、友達といても楽しくなかったり、嫉妬心が芽生えてしまうのは、彼らが貴女の愛する人だから。貴女だけでなく、私だって、この世の誰もが、愛する人には、自分の傷を「よしよし」して欲しいと思っている。

なのに、それを誰もしてくれない。分かってくれない。寄り添ってくれない。
そもそも、周りの誰も自分と同じ経験をしていないから、孤独で寂しくて仕方ない。
そんな現状が続けば、貴女でなくても、私だって、そんな自分がイヤになるし、(自分以外の誰かになって逃げ出したい!)と思って当然なんだよ。

>>次ページ 親も我慢してきたんだと受け止めること

■7.私が自分の親に苦しみを訴えたように、A子も親に訴えてみたんだね。

でも、両親は全く理解してくれなかった。むしろ「返り討ち」にあったみたいだね。
父親も母親も、自分を正当化するのに必死だったみたいだね。

だけどさ、さっき書いたことをもう一度、書くよ。

貴女だけでなく、私だって、この世の誰もが、
愛する人には、自分の傷を「よしよし」して欲しいと思っている。

この一文を、両親の人生に当てはめて内観してみて。

彼らにも、10代があり、20代があり、30代があって、貴女が生まれているんだよね。
彼らの10代や20代の頃、彼らは愛する人に「よしよし」してもらえてたと思う?

「親の仮面」を外して、両親を両親とは見ずに、「自分と同級生の男子や女子」だと想像して、彼らの若い頃を想像してみて。

彼らにだって傷は絶対にある。傷のない人間なんて一人も居ないけど、彼らが抱えていた傷は、愛する誰かに「よしよし」されて、癒されて、親になったのかな?

そうであれば、私のように、A子の傷に寄り添う余裕は絶対にあるはずだけど、彼らが我が子にすら寄り添えない現実は、何を意味していると思う? 分析してみて。

■8.大事なのは【 言葉の奥の本音を、自力で見抜ける力を養う 】ことなんだよ。

A子の発言の奥にある、本音。
彼氏の発言の奥にある、本音。
父親の発言の奥にある、本音。
母親の発言の奥にある、本音。

大事なのは、見抜かないといけないのは、
「何を言ったか」ではなく【 その奥で、本当は何を思っているか 】なんだよ。

私から見ると、A子は、自分の言葉の本音を自覚できてないと思うよ。
貴女の、愛する男に向かう裏腹な嫉妬や束縛には、ちゃんと正当な理由がある。

5番目に書いたけど、彼にも【 貴女と同じ不自由 】を体験してもらう必要があるから、貴女は彼を追い詰めるし、嫌われてもしがみつく。貴女の中では、正当な理由なんだよ。筋が通っているの。

でも貴女は、自分でそれをやっておきながら、それをやる理由を自分で分かっていない為に、自分を嫌悪しちゃってる。
彼にも嫌われているから、ますます裏腹な自分にイライラしちゃう。

A子は、彼に意地悪をしたくて病的な過干渉をしているんじゃない。

「愛する人には自分の闇に寄り添って欲しい。その為には自分と同じ経験をさせる必要がある」と、貴女が奥底で、無意識に判断しているから、敢えて そういう行動に出ている。

でも、それでいいの。貴女の理屈で合っているの。そこはそこで、自分を認めてあげて欲しいの。

そして、別の問題として、彼の本音を想像して欲しい。
(私の理屈は、私の中で筋が通っている。だから自分を嫌いになる必要はない。だけど、なーんにも知らない彼氏は、私の表面に出た言動で、私の真意を汲み取れるかな?)って。

超能力者でも無理じゃない?(笑)

私でも無理だよ。A子から親との関係や過去の経験を詳しく聞いて、ずいぶん時間が経った今、こうやって書きながら、ふと、5番目が浮かんだんだもん(笑)

彼氏に、貴女のこの「複雑な思考回路」を理解しろ、って言うのは無理があると思わない?

両親についても同じ。彼らは子供である貴女の本音を汲み取れないけど、子供である貴女も、両親の「独身時代の苦悩や本音」を汲み取れていないでしょう?

もうひとつ言うと、彼らの主張である、

>いままで私のために人生を我慢して育ててきたのに、

これは真実だよ。

貴女も我慢してきたけど、両親も絶対に我慢してきた。
そうでなければ、貴女は今、生きていないよ。

彼らがA子に与えてきた愛情と、A子が欲しかった愛情は違っていたけど、人生には「良かれと思ったことが裏目に出た」という経験はありませんか?

貴女が今、彼氏にそういう経験をして空回りしているように、両親だって完璧じゃないのだから、貴女にしてきたことが裏目に出て、恨まれて、相当ショックだろうし、(努力が報われなかった…)と落胆している部分はあるはずだよ。

でもまぁ、それでいいんだよ。
彼らもそうやって「失敗」することで学ぶのだから、それでいい。

親が自分の未熟さに気付いて悔い改めることを待つよりも、自分が先に、自分の未熟さや想像力の無さに気付いて、一歩先に進んだ方がいいよ。

何故なら、今、私がこうやって貴女の両親を私なりに分析できるのは、彼らと同じ土俵に立っていない証拠だからだよ。私は自分の両親にも同じような分析をして、今では両親より何歩も先に進んでしまって、我が親ながら情けない言動があってもスルーしてるよ。

ムカつく両親と同じくらいしか想像力がないから、自分が苦しいんだよ。

もっと視野を広げて、俯瞰して相手を分析できたら、理性で内観できたら、両親の苦しみや、理解力のなさで人生が停滞しているであろうテーマすらも、自然と見えて来るようになるよ。反面教師にできないうちは、A子も所詮、両親と同レベルなんだよ。

>>次ページ 今回のポイントは「トラウマの克服」


■9.トラウマの克服方法について、今回はこれがポイントになるんじゃないかな。

貴女だけでなく、私だって、【 この世の誰もが 】
愛する人には、自分の傷を「よしよし」して欲しいと思っている。

私は、親も、誰も、私を「よしよし」してくれなかったから、諦めて、自分で自分を「よしよし」してあげようと思ったんだよね。

その時に、今回のA子の「5番目」に書いたような「自分だけの正当な理由」に気が付いたの。
私の場合は「幸せになりたいのに、どうしてなれないのだろう?」と内観して、「私が幸せになると、親の育て方が良かった、正解だったとなるのがイヤだから、不幸で居る」という、筋が通った「不幸でいる理由」に気付いて、目が覚めたんだよね。

マイナス思考の人や、プラスへの変化を維持できない人は、「敢えて」そこに留まっているのだけど、自分でも何故、留まるのかサッパリ分からないんだよね。

頭では(幸せになりたい。自分を好きになりたい。なりたい自分になりたい)と思うのに心がついて行かないとき、「そうなっちゃいけない理由」が奥底にあるの。

でも、ほとんどの人が(こんなに幸せになりたいと懇願してるのに、不幸で居たいだなんて有り得ない!)と思い込んでるから「不幸で居なきゃいけない理由」すら、考えもしない。

だから、余計に苦しいの。

自分で不幸を敢えて選択しているのに、それを自覚できないから、苦しい。

自分の意思で不幸を選んでいる。こういう過去があり、こういう事情で、私は今、不幸で居続けようと必死にしがみついているのだ、と気付けたら、マイナス思考の自分や、変われない自分にも理解を示せるようになる。

「変わりたくない自分」に寄り添い「よしよし」してあげることができるんだよ。

(なんで私はいつまでも変われないのよッ!!)って、自分の傷をイジメるのではなく、(あぁ、そういう理由でマイナス思考を選んでいるのね~。それなら理解できるわ)って、傷の立場になって、想像力を働かせ「筋が通ってますね」って、認めてあげないといけないの。

傷は「よしよし」されて「筋が通ってますね」と認めてもらったら、それと同時に癒され、(居ていいんだ)と安堵し、時間と共に昇華していくよ。

■10.周りの人の傷を「よしよし」できる自分になれば、相手は勝手に自分を愛してくれる。

貴女だけでなく、私だって、【 この世の誰もが 】
愛する人には、自分の傷を「よしよし」して欲しいと思っている。

これを言い換えると、自分の傷を「よしよし」してくれる人を、人は愛する、ってことになるよね。

9番目に書いた内面作業で、A子が自分の「よしよし・ポイント」を上手に掴めるようになったら、自分の傷は癒えて昇華して行くよね。
そしたら今度は、誰を見ても相手の「よしよし・ポイント」が勝手に目に入ってくるようになるよ。

世の中には、自分で自分を「よしよし」できない大人がいかに多いか、気付けるようになる。
私の感覚だけど、80%くらいの大人が、自分で「よしよし」できずに苦悩しているよ。

私の両親も、貴女の両親も、貴女の彼氏も、自分の「よしよし・ポイント」を把握できないまま、人生を生きているの。
これは非常に苦しい人生なんです。

何故なら、いつどこで嫌なことに遭遇するか分からない、漠然とした恐怖や不安を抱えているから。
良いことがあっても(次は嫌なことが起こるだろう)と考えてしまうような人生です。

私は自分の「よしよし・ポイント」が分かって傷を昇華して、相談者の「よしよし・ポイント」を見抜こうと努力して、褒めたり励ましたりしていたら、「奈津子に依存する相談者」が増えちゃって本末転倒になったので、「内観と分析」という概念が確立されたんです。

やっぱりね、自分で自分を助けることができる、苦難や試練が起きても自力で答えが出せる、これがいかに安心して、力強く生き抜ける原動力になるか、私は本当に痛感しているんだよ。

A子が自分の「よしよし・ポイント」を上手に掴めて自分を好きになれたら、今度は、周りにいる愛する人の「よしよし・ポイント」を上手に刺激して欲しい。

そして、相手が癒され、貴女に依存しそうになったら「自力で よしよし してね」と少し距離を取る。それが結果的に相手からは「自律した女性」に映り、(A子をもっと愛そう!大事にしよう!)と思うようになる。

>>次ページ 「多くの人に愛される秘訣」まとめ

まとめると。

(1)最初は相手の傷を「よしよし」する。自分の「よしよし」は自分でもう済ませてあるから、相手に感情的な要求をする必要がない。

(2)こちらの「よしよし」で癒された相手は、自分に依存してくる。

(3)相手の依存を許さず、自律を促す。

(4)自分の試練を自力で乗り越えられるまで成長できた人間は、そこに導いてくれた人に感謝する。尊敬する。大事にする。

(5)自分が誰かに「新しい世界、素晴らしい世界、発展した世界」を見せられるようになれば、自分は自然体のままで、多くの人に愛されるようになる。

これが、本当の意味で、惚れた男のみならず、多くの人に愛される秘訣だよ。

八方美人にならなくても、良い子を演じなくても、自分の生き様を見せるだけで、周りは【 勝手に(笑)】自分を求めてくれるし、愛してくれるよ。

こちらが恐縮するくらいに、自分の良いところだけを見てくれるようになるよ(笑)
そういう、波長の高い人とのご縁がどんどん増えて行くよ。

 

今回私が内観、分析した「トラウマを昇華させ、なりたい自分になる方法」 は以上です。
多くの人に言えることだけど、目覚める分岐点はやはり

【 マイナスの言動をしなければならない、自分なりに筋が通った正当な理由 】

を、自力で内観して分析して見抜く、ってことだと思う。

マイナスな自分を嫌悪するだけじゃあ、苦しいままだよ。
「あ、それなら筋が通ってますね!」って、自分の傷に言ってあげて。

自分だけは「筋が通ってる!」って、絶対に分かる。
その瞬間、ひらめくし、目覚める。
自分しか、共感できる人は居ないんだよ。

だから、その部分は彼氏や両親に求めてはダメだよ。
今までの人生で経験した全てを知っているのは、自分しか居ないのだから。

image by:Shutterstock

 

『悩みは自分で解決できる! ~男と女と、お金と、自分~』
あなたは、自分で悩みを解決できなくて悶々としたことはありませんか?誰かに相談しても納得いく答えがもらえず、行きづまったことはありませんか? 自分が嫌いで苦悩していたり、恋人(配偶者)と、お金の問題で悩んではいませんか? <2つのコツ>を使えば、悩みは自分で解決できるようになります。「恋愛とお金」「自分との向き合い方」について、自己解決する方法をお伝えします。
≪無料サンプルはこちら≫

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け