各々方、覚悟はよろしいか。仮名手本忠臣蔵の「仮名手本」って何?

 

「忠臣蔵」というのは、「忠臣大石内蔵助」の略だという説や、「蔵いっぱいの忠臣」という意味があるなど説があるようです。いずれにしても、日本人の心を捉えて離さない一つの典型的ストーリーと言えるのが「忠臣蔵」です。

私自身もNHKの大河ドラマや新春特別時代劇などで、何度も見てきました。ただ、実際の「史実としての元禄赤穂事件」をどう評価するのか、というのは難しいものです。

「忠臣蔵」では、吉良上野介が浅野内匠頭をいじめぬいて、それに切れた内匠頭の刃傷事件…、が発端となりますが、本当にイジメがあったのか、というのも評価が分かれるようです。あれは浅野内匠頭の未熟さゆえの逆ギレだという話を聞いたこともありますし、やはり吉良上野介は嫌われ者で、他にもいじめられた人がいたという話も聞きます。

「物語」という虚構の世界と、「史実」の世界を混同してはいけませんが、ついついテレビや映画のイメージに惑わされます。虚構は虚構、事実は事実で見極めて、楽しむところと冷静に見つめるバランスをもっていたいですね。

image by: 八代目松本幸四郎の大石内蔵助、昭和29年東宝製作『忠臣蔵』「花の巻」「雪の巻」』スタジオスチル(Wikimedia Commons)

 

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