【いじめ】学校に子供を殺されないために親が取るべき6つの行動

 

4.議員の協力を仰ぐ

議員の先生から教育長宛に電話を入れてもらうだけで、教育委員会の態度が激変することもあります。しかし、政治家の知り合いがいないということもあるでしょう。その場合は、近くの議員事務所や議会の議会事務局に連絡したり、出向いたりして、「議員さんに相談したい」と伝えると、議員さんと会わせていただけます。

5.そして、マスコミ

新聞社やテレビ局などのマスコミに連絡して、学校等へ取材をお願いすることです。前述した、「いじめ被害事実」をまとめた文書と「要望書」をマスコミ各社に送付することもお勧めです。学校にマスコミが来ただけで、学校のいじめに対する態度が変わる例が多々あります。

6.それでもだめなら「記者会見」

マスコミに連絡しても、取材に来てくれないときには、記者会見も辞さない覚悟が必要です。記者会見は皆様が想像しているより簡単に開けます。省庁や県庁、あるいは大きな市の市役所には記者クラブがあります。記者クラブに行って、報道記者たちに集まってもらって話をします。

いじめ被害者の保護者の方に、議員やマスコミに連絡することを提言すると、多くの方が、「そこまでしなくても…」と驚かれます。しかし、子供を守るために、親の真剣さを具体的な行動にすることは、悪いことではありません。当然と言えば当然です。

冒頭の富士市のいじめ被害者のケースも、マスコミ、議員の先生の協力で、対応が大きく前進しました。

「今まで1年以上も学校や教育委員会に相談していたのに全く取り合ってもらえませんでした。そちらでお聴きしたので、市議会議員さんに相談したら教育委員会に一緒に行ってくださいました。新聞記者の方も同席してくださったことで、あれほど認められなかった第三者委員会の調査がすぐに決まりました

私たちはこのような事件を未然に防ぎたいと考えております。何か不安に思うことがありましたらご遠慮なくご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井

image by: Shutterstock

 

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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