3年も働いたのに何の専門性も身につかない人は転職などできない

 

ちなみに、日系の図体の大きな会社って、未だに入社1年くらいはコピー取りとか雑用がメインだったりするんですが、それならそれでコピー取りのプロを、雑用のプロを目指したら良いんです。ちなみに雑用って、幅が広くて深みがあるもので、FAXを配るとか、弁当を買いに行くとか、ホテルの予約をするとか、領収書を書くとか、その程度の仕事だって、真剣にプロを目指してやると、ワザとして成立するものなんですよ。

弁当買って来て、と言われてお弁当が必要な人の顔を見ただけで、誰がどういうお弁当を求めているのか、飲み物は何を求めているのか、温かいのが良いのか冷たいのが良いのかというのを、相手に訊かずにビシッと買って来られるようになるまで、どれくらいの修行が必要だと思うんですか。そのレベルになるために、どういう努力が必要だと思うんですか?

ホテルの予約だって同じです。人には嗜好というのがあって、それを理解して、さらに仕事の状況を理解して、さらに予算も考慮して最も適切なホテルをアレンジ出来るようになるには、どういう思考が必要なのかって考えてみたら良いんです。

本気で仕事をするってそういうことで、これを3年もやればスタッフ全員の好みが頭の中に入り、お店やホテルの人とも仲良くなり、さらに裏情報まで手に入ったりするはずなんです。そうならないのであれば、あなたがその仕事をテキトーなやっつけ仕事でイヤイヤやっているからなんですよ。

どんな仕事だって専門性はアピール出来るというのはそういうことなのです。

image by: Shutterstock

 

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著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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