生姜焼きといえば豚肉…そんな固定概念に縛られている貴方。今回、無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者で現役板前のgatugatu佐藤さんが紹介するのは、ジューシーな鳥もも肉を使った生姜焼きなんですが…、これが豚肉よりも格段においしいのだとか。一緒に炒めるお野菜は余りものでも充分といいますから、嬉しいこと尽くめのレシピですよ。
若鶏もも肉のガッツリ!しょうが焼
gatugaru佐藤です。今回のレシピは……「鶏もも肉の生姜焼」。豚肉なら「豚のしょうが焼き」。当たり前ですが、これ定番過ぎて、「お遊びの枠を出ない」感じ……ちょっと面白くない。なので……あえて「鶏のもも肉」で作ります。生姜焼=「豚」、というガッチガチの固定概念をあなたの脳みそから消し去ってしまいたいのです。固定概念。執着。思い込み。これほど、料理の幅を広げることを邪魔する考え方はないですからね。
マイナスのマインドセット。十数年前まで私自身がそんな考えでいたので色々と苦労しました。創作料理店に勤務していた時は、メニューが考えつかなかったり、わがままな料理を要望してくるお客さんに答えられなかったり……、固定概念を持っていると脳みそが柔軟に「良い答え」を出してくれないのです。料理レパートリーを増やしたいなら、固定概念、執着、思い込みを脳から抹殺していくようにしてください。
で、「鶏もも肉」で作るしょうが焼きなら、豚肉よりも軟らか~い食感を楽しめます。焼きすぎて「パサパサ」「噛み切れない」なんていう最悪の失敗も極力減らせます。この「鶏肉バージョンのしょうが焼き」を知っている人は、おそらくあなたの周りにはいないでしょう。多分……。今回のレシピをすぐに見て、嫌われるほど自慢してください!!
レシピ
【材料】
鶏もも肉……200g
玉ねぎ……60g(中1/4個)
人参……25g(小1/3本)
ピーマン……30g(小1個)
刻みネギ……少々
付け合せ用サラダ……適量(お好きなサラダ)
サラダ油……10cc(胡麻油の方が健康的)
《特製しょうがタレ》
酒(清酒)……15cc(大さじ1杯)
濃口醤油……15cc(大さじ1杯)
みりん……10cc(小さじ3杯)
おろし生姜……5g(市販のチューブのものでもOK、自分ですりおろした「おろし生姜」の方が断然おいしい! 香りもいい! です。無農薬の生姜なら使うなら皮ごとすりおろせば皮の栄養もしっかり摂れます)
1.まずは、野菜を切ります。
人参は使う分だけ切り落とし皮をむいて、縦に半分に切ってそれを2mm幅で切ります(半月切り)。玉ねぎ1/4個は、櫛(くし)の形に切ってバラしておきます。

ピーマンは、3cmくらいの乱切り。3種の野菜が切れたら、次は鶏肉……。

2.鶏もも肉は、包丁の刃先を使って10ヶ所ほど、両面にブスブス突き刺します(熱の通りを早くするため)。
それを、2等分に切ります。

5cm角の大きさに削ぎ切りにします(6~8等分)。薄く平らな形になるように切ります。コレも熱を早く通すため。

3.《特製しょうがタレ》も準備しておきます。
ボウルに調味料を合わせ、おろし生姜も加えてよく混ぜます。

4.フライパンを強火にかけ、油を加え煙が出てきたら鶏肉の皮の方から(皮が下なる方)焼いていきます。
中火にして1分焼いたら裏返します。続いて、フライパンの空いているスペースで人参を焼きます。少し軟らかくなるまで焼く。鶏肉を1つ取り出し、菜箸で中心をぶっ刺し熱が通っているのを確認します(赤い部分が見えたら熱が通ってません。中まで白くなるまでさらに中火で焼く。熱の通りが確認できたら玉ねぎ、ピーマンを入れ全体を混ぜながら炒めていきます)。

5.玉ねぎが少~し軟らかくなったら、しょうが焼きのタレを加えます。
シャキシャキした食感を残したいので、少~し軟らかくなる程度。1つ食べて確認してください。タレを全体によく絡めたら、出来上がり(タレを入れたら20秒くらいで、すぐに火を止めてください、煮詰め過ぎるとしょう油辛くなるので)!

6.サラダを添えた平皿に「鶏モモ肉のしょうが焼き」を盛り付け、刻みネギをのせたら完成!

短時間で作れるごはんの「おかず」です。「俺は、酒のアテにする!」という、わがままな方は好きなようにしてください……。
野菜は……白菜やきのこ類など冷蔵庫に残っていそうな野菜で代用可能です。是非! 作ってみて下さい!







