デキない男は「忙しい」しか言わない。1年に3カ月は仕事を休め

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2016年も終わって新しい年を迎えましたが、あなたは新年にどんな目標を立てましたか? 無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、2017年にビジネスマンの方へ是非とも試して欲しい目標として「4分の1の余裕」という考え方を提案。いつも忙しく頑張っているのになかなか仕事で成果が出せないという方、もしかするとそれは「余裕の無さ」が原因かもしれませんよ。

4分の1の余裕

私は、暇な人が大好きです。暇な人、というと語弊がありますが、「故意に時間に余裕を持たせている人が好き」です。なぜなら、何か新しいことを始めましょうとなると「いいですよ。余裕はあります」とすぐに話が進むし、何かトラブルがあった時にも「大丈夫ですよ。僕が動けますから」とすぐにフォローに入ってくれます。

余裕がない人は、これらが全部できません。いま始めなければならないことを、忙しいからと後回しにしてしまうし、いま回避しなければならないことを、忙しいからと後回しにしてしまう。つまり、今やるべきことができないのです。余裕を作れないという人は、「今やるべきことができなくてもいい」という意識の人なので、大して仕事ができる人ではありません。

いままでいろいろな人と仕事をしてきましたが、仕事のできる人ほど余裕を作るのが上手だな、と強く感じます。逆に「いつも忙しい」と言っている人ほど、実際に仕事を一緒にすると、大して仕事ができないのです。忙しいから仕事ができる人、というわけではなく、仕事ができないから要領が悪くて忙しくなっているだけ、というケースが大半なんですね。

もちろん、忙しい時は誰でもあります。だから、仕事ができる人は忙しい時にでも、「いつ忙しくなくなるか」が分かります。「いま一番忙しいピークなんですけど、12月15日を過ぎたらもう大丈夫です」ということが、きちんと分かるのです。

「ずっと忙しいですね。これからもずっと。いつ暇になるかは分かりません」などと言っている人に限って、大した仕事の能力は持っていません。「いつを暇にするか」という感覚で動いてないから、仕事を効率化しようとか整理しようという思考がなく、ただ自分のそんな非効率な仕事がエンドレスな忙しさにしているだけなのです。

私も、ついついなんでもやってしまいがちなので気を緩めるとすぐ忙しくなってしまい、なるべく余裕を持たせるように気をつけています。毎日子どもたちの料理を作っていますが、本当はその時間もやりたい仕事はあるけれども、なんとかその時間からは余裕を持っておきたい、と仕事を早め早めに詰めていく工夫をしています。

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