情けないほど英語ができない日本の財界リーダー

 

これが現実である。英語はできるのだと思う。壇上で緊張したまま、ネイティブやシングリッシュやインド英語で他人の言い分を完全に理解し、反論したり、笑ったり、賛同したりすることができるか? 面倒くさいのだろう。

他のパネリストが言っていることがよくわからなくても、軽く微笑んでいて、自分の言いたいことだけ言いたいタイミングで言って頂くだけでいいのに……。

日本のリーダーの英語力の問題がいわれて久しいが、全く変わっていない感じだ。というより、図々しさが少し足りないかな? その点、経済界より政界のリーダーの方が度胸がある。経済界のリーダーの方がミスを恐れる感じだ。政界を代表して来てくれるリーダーは人前で臨機応変に話す場数を踏んでいるだけであって、自分のペースに持っていく。内容があればそれでいいのだ。

本当に人選困っています。本部から「1億2,000万以上の人口の、世界3位の経済大国でいまどきそんなことないだろ」といわれるが、そうなんです。

image by: Shutterstock

 

『田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」』より一部抜粋

著者/田村耕太郎(前参議院議員)
早稲田大学、慶応大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。シンガポールを拠点に、歯に衣着せぬ鋭い論調で「日本の良い箇所・悪い箇所」を指摘するメルマガは、世界で勝負したいという人必読。
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