2017年は「酉年」ですが、みなさんは「干支」にまつわるあれこれをどのくらいご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で取り上げられているのは、新年にふさわしい「十干十二支」のお話。そもそも「干支」という言葉は「十干」と「十二支」の組み合わせのことを指すそうで、厳密には「今年の干支は酉年」という言い方はNGなのだとか。一体どういうことなのでしょうか?
酉年の始まり、始まり
平成29年、2017年の始まりですね。今年の干支は酉ですね。
とさらっと書きましたが、これは厳密には正しくありません。
「干支(えと)」は「干」と「支」、それぞれに意味があります。「十干十二支」と言うと「あ、聞いたことがある」という方も多いかと思います。
「十干」は
- 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
の10の要素。
「十二支」は
- 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
の12の要素。もともとはこれらを用いて、年月日などの時間や、方位、順序を表していました。それが陰陽五行の思想と結びつきます。十干は、木火土金水と兄弟(陽と陰)を当てます。それで、
- 甲 木の兄 >> きのえ
- 乙 木の弟 >> きのと
と読んでいきます。「兄」が「え」、「弟」が「と」でそこから「えと」と呼ぶようになりました。
ですから、正確には「十二支では酉年」と言うべきで、「えと」と言うと二重に間違っていることになりますね。
ちなみに十干十二支では、今年は「丁酉(ひのとのとり)」となります。
酉年の「酉」は、物が熟す様を表す文字と言われています。「お酒」も熟した結果作られるものです。
今年一年は、多くの方にとって、様々なことが「熟す」時であってほしい、そう願う年明けです。
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