先見の明あり。なぜ「スギ薬局」は業績右肩上がりを続けられるのか?

2017.01.17
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by yomeronpou
Sugi_Pharmacy_Ayukawa copy
 

不況の中、多くの小売業は「値引き」というカードで戦わざるを得ない状況になっています。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、メルマガ著者で、Amazonの元マーケティング・マネージャーという経歴を持つMBAホルダーの理央周さんが、快進撃を続ける「スギ薬局」の強さの秘密に迫ります。値引きというありふれたカードとは違うスギ薬局独自の強みとは一体…!?

業績好調のスギ薬局に学ぶ理念の実践法

私の地元、愛知県に本社を置くスギホールディングス傘下の、スギ薬局が元気だ。

平成29年2月期の連結業績を下方修正したものの、平成24年から比較しても、毎年連続して売上営業利益ともに伸ばしている

今年は創業40周年で、昨年は愛知県安城市に新物流センターも創設。スギ薬局の社長は、今年3月1日付で、創業者でスギHD会長の広一氏の長男の、杉浦克典常務を昇格させる人事を決めた。(日本経済新聞より)

伸び悩んでいるデパート各社に限らず、多くの小売業が集客や値引き合戦に苦戦する中、スギ薬局が伸びている理由を考えてみたい。

スギ薬局の強さと経営理念

スギホールディングス杉浦広一会長は、2016年12月26日付の日経MJでのインタビューで、「会社が強く長生きするための条件は何か?」という質問に、「理念を継承するために一丸となれるかどうかだ」と答えている。

ホームページには、「私たちは、社員一人ひとりの幸福、お客様一人ひとりの幸福、そして、あらゆる人々の幸福を願い、笑顔を増やします」という経営理念が掲げられている。

多くの企業が、経営理念を掲げている。

そして、理念の重要性も認識している。

しかし、それらの企業が、持続的に業績を向上させられるとは限らない。

その理由の多くは、企業理念を実践できないからだ。

理念を掲げその実践をして初めて社会と顧客に貢献ができる、と杉浦会長が言っているのはそのためであろう。

どんな企業でも、全社員がいきなり理念を具体化し、実践することは難しい。

スギ薬局では理念を戦略的な方針に落とし込み具体的な施策として実践している。

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