ビジネスの世界において、自分にとっての「良い出会い」とは、具体的にどんな出会いを指すのでしょうか。自分の話をニコニコ聞いてくれる人との出会い? それとも、有名人や権力者との出会いのことでしょうか? 無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者でマーケティング戦略コンサルタントの中久保浩平さんは、自分の信念を曲げてまで「人脈」を広げることの無意味さを説いた上で、「良い出会い」を作るための秘訣を記しています。
なんでも繋がらないこと
人脈を増やそうと異業種交流会なんかに出かけるという人も結構多いと思います。
「良い出会いがあればいいな」
「仕事に繋がる人が見つかればな」
そう、ほとんどの人が「自分」にとって「良い出会い」を求めるのです。
ですが、考えてることはみんな同じ。結局、交流会にいってもお互い「自分にとって…」なので、噛み合うことはなく、良い出会いはなかった、というのがオチ。そんな経験をされた方も多いでしょう。
自分にとって良い出会いを求める人達ばかりのところに出かけても、一方的にアピールするか、アピールされるか?だけです。
そんな中、自分の話を聞いてくれた人に対して「あ、良い人と出会えた。新たな人脈が出来た」などと感じる人もいます。ですが、それは錯覚。そんなものを人脈作りとはいいません。
「人脈は多ければ多いほどいい」とか、「拡げる方がいい」って一般的には考えている人が多いようですが、拡げていっても増えていっても意味など全くないのです。
良い出会いというのは、互いにとって良い出会いでなけばならず、良い人脈というのは互いにとってフィフティーフィフティーの関係という感覚でなければ良い人脈とはいいません。どちらか一方でも
「あの人と繋がっていれば利益になる」
「あの人と顔見知りになっておけば業界では有利だ」
「あの人と友達になっておけば何かと便利だ」
などというのは、自分(若しくは相手)にとって有益なだけで良い人脈ではないということです。
では、本当に良い出会いをし人脈を構成していくにはどうすればいいでしょうか?