天から二物を与えられるまで待ってるような人間は何も施されない

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「天は二物を与えず」という慣用句がありますが、実際に二物を与えられているように見える人、大勢いますよね。しかし、そんな人の長所や才能は、本当に天が与えたものなのでしょうか? 無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんは、そういった才能に対して「不公平だ」と愚痴を言う人に「寝言を言うな」と活を入れています。

二物を取りに行く

たくさんの方面で活躍している人や、才色を持ち合わせているような人を見て「天は二物を与えず、っていうけど、二物を与えられている人はいるもんだね。不公平だよね」みたいなことを言っている人がいます。

完全に、ひがみです。

その人の能力は、本当に天が与えたものなんでしょうか? 天というものが本当に存在していて、この人にこれを与えよう、みたいなことを決めているのでしょうか?

天が二物を与えたのではなくて、その人が二物を鍛えたり磨いたりしたのです。「スポーツ万能で、成績も優秀」という人は、スポーツを頑張っているし勉強も頑張っている。「美人だし、仕事もできる」という人は、美容にも気をつけているし仕事も真剣にやっている。それは、天が与えたものではなくて、自分が頑張って取りに行ったものなのです。

それを考えると、「あの人は天から二物を与えられているなあ」と不公平を感じている人は、ただ自分が二物を取りに行っていないだけです。「これも頑張ろう、こっちも頑張ろう」と、二つのことに真剣にならなかっただけで、自分が頑張っていない、真剣になっていないことを「天が与えてくれなかった」と言っているのです。

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