KANTO:邦画のジャンル映画なら、やはり『冷たい熱帯魚』は入れて欲しいですね。
小川:忘れてた。インパクト系。DHかな。
原口:ああ、園監督の代表作といえる『冷たい熱帯魚』も確かに映画野郎としてはみてほしい邦画だよね……これもベンチ入りか。あと迷うのは人気のシリーズものだよね、DCの『ダークナイト』とかマーベルの『アイアンマン』とかのアメコミ系、そして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、ボンド映画の『007 スカイフォール』 とか、『トランスフォーマー』シリーズのどれかとか……はもう10本しか選べないなら、大作シリーズ系は敢えて入れなくてもいいかなと。
小川:この中で真っ先に入るのは『ダークナイト』じゃないですかね? アメコミ系でもクリストファー・ノーラン監督作品とあってちょっと飛び抜けた存在ですね。さっきの『ホットファズ』を1番にして、『ダークナイト』はそれこそ3番ね。『007 スカイフォール』は個人的には歴代でも下位打線ですからね。クラシカルな『007』が好きなら『007 スペクター』を入れたいぐらいですけど、逆にダメでしょ?
原口:いやいや、007入れるなら『スカイフォール』 でしょ。
小川:ま、ここはその論議は置いといて、『007』は入れなくていいかな。
KANTO:ノーラン作品として一本だけノミネート出来るなら『ダークナイト』に1票ですね。
原口:そうかあ……じゃ「アメコミ映画代表」として『ダークナイト』は入れますか。他大作系はキリがないのでここまでで。あと安定している監督もどうするか。俺たちの好きなタランティーノ監督はこの間、『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』『ヘイトフル・エイト』、そして『デス・プルーフ in グラインドハウス』も入れたら4本も候補が! この安定ぶりをみると、やっぱりタランティーノ絡みは1本は入れたい。となると、敢えて合わせ技企画の『グラインドハウス』を入れるというのが映画野郎的にはちょうどいい落としどころかと。
小川:タランティーノね。全部入れたいけどそうはいかないから、それこそDH的に『グラインドハウス』で『イングロリアス・バスターズ』、『ジャンゴ』、『ヘイトフル・エイト』……甲乙つけがたいけど、やっぱり入らないかな。あ、そうなると『冷たい熱帯魚』は代打かな。
KANTO:『グラインドハウス』で良いでしょう。