日本も要注意
もう一度、ニューズウィークを引用してみましょう。
ロシアでは現在、何十万人もの中央アジア人が暮らしている。職を求めて移住してきた人々だ。彼らの多くは、建設現場など、低賃金で劣悪な条件の労働環境で働いている。
ジャリロフがなぜ自爆テロを行ったのかはまだわからないが、出稼ぎ労働や経済的な極限状態が中央アジア人の過激化の大きな原因になっているのは確かだ。
日本政府は今、「日本国民が嫌がる仕事は、外国人にやらせればいいや!」という「差別的」な動機で、3K外国人労働者をどんどん入れています。そして、彼らの多くは、低賃金、長時間労働。まさに、ニューズウィークのいう「劣悪な条件の労働環境」で働いている。まだ欧米に比べ数が少ないので顕在化していませんが、もっと数が増えれば、必ず問題が起こってくるでしょう。
欧米やロシアは、「移民政策が間違っていたこと」をようやく認識し、変わりつつあります。イギリスは、「移民、難民受け入れを強制されたくない」とEU脱退を決めました。アメリカでは、「移民大量受け入れ反対派」のトランプが大統領になりました。
そう、日本がマネしている欧米の政策は、「完全失敗した政策」なのです。それをわざわざマネる政治家は、亡国の意図があるか、よほどの勉強不足に違いありません。日本が、欧米、ロシアの過ちを繰り返さないことを、強く願っています。
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