ダメな人ほど批評する。失敗につながるビジネス書の読み方とは

 

本にもいろいろな種類のものがあります。小説やエッセイなどであれば、ビジネス書とは読む目的が異なりますし、批評することにそれなりの意味もあるかもしれません。しかし、ノウハウは実行して初めて意味があるものです。

人と違った発想で成功した人の書いた本は、これまでの自身の価値観と異なることが書いてあるのがあたりまえです。否定的に批評するのは簡単なことですが、その瞬間、新しいものを自分に取り入れる可能性を排除してしまうことになります。

もし、本を読んでいるとき「これは実行できない」と本当に感じたのであれば、読むのをやめればよいだけの話。「ほかの本に書いてあるほうが正しい」と思うのであれば、そちらの本に書いてあることを実行してみればよいのです。残念ながら、「批評癖」のある人は、どの本に書いてあることも実行していないものです。

もちろん、本の通りにやって成功するとは限りません。しかし、成功することもあります。反対に、実行しない人には、決してその方法の価値はわかりません。本の著者に近づくことはできないのです。

「批評癖」のある人は、私のこの文章も批評の対象にするでしょう。しかし、一度、新たな自分を探すため、自分を変えるため、思い切って実行してみたらいかがでしょうか。まず、今日、一冊を決め、「必ず実行する」と決意して読んでみてもよいかもしれません。

「チャレンジして失敗を恐れるよりも何もしないことを恐れろ」 本田宗一郎

今回は、ここまでです。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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