蜜月だったのに。なぜ中国とロシアの足並みが急に乱れ始めたのか?

 

しかし、2015年3月に「AIIB事件」が起こると、また大きな変化があった。「最大の脅威はロシアではなく中国だ!」と気づいたオバマは、「ロシアと和解し中国と対決するに方針を変えた。オバマは、ロシアと協力し、ウクライナ、シリア、イラン問題解決を熱心に行った。一方、彼は突然「南シナ海埋め立て問題」を大騒ぎし始め、米中関係は最悪になってしまいます。

2016年、またまた変化がありました。トランプは大のプーチン好き。オバマは、同じ民主党のヒラリーを勝たせるため、この事実を使い始めた。その論理は、

  • プーチンは、悪魔のような男
  • トランプは、悪魔のようなプーチンの手下
  • だから、ヒラリーに投票してね!

それで、大統領選挙が近づくにつれ、米ロ関係は、再び悪化していったのです。しかし、結局トランプが勝ちました。トランプの大戦略は、「ロシアと和解して中国に勝つ」でした。ところが、中国は、

  • ロビー活動により、トランプを懐柔する
  • 中国に近い民主党政治家を使い、プーチンを悪魔化する

工作を強力に進めました。結果、トランプは、

  • 中国に、より優しく
  • ロシアに、より厳しく

なった。米中米ロ関係が変化してきたので、当然中国・ロシア関係も変わってきました。どんな風に?

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