世界の新潮流は、トランプやルペンのような「極右」と言われています。
しかし、彼らの生活に困窮する農家や失業者の人々の声を聞いて回る姿を見ても「極右」だとは思えませんし、それを言うなら日本の現政権のほうがよっぽど「極右」ですが、そのような日本の報道は見かけません。
また、ヒラリーは「初の女性大統領」の誕生の可能性をマスメディアは語りますが、ルペン候補の際には沈黙します。
所詮、広告費が収益の柱であるマスメディアは、どの国でも少なからず企業に近い候補者よりだと考えざるを得ませんし、結果的に多くの人や社会に混乱をきたします。
現在、米国もフランスも、極右ではなく、また、マスメディアでも語られないあたらしい第三極の動きこそが新潮流です。
マクロンのようなグローバリストでも、リベラルと呼ばれる左派でもない、民主主義を飲み込んだ新自由主義に対抗する第三極の人々。
世界はいま、大きくみっつに分断しているのです。
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