「和菓子のソニー」と呼ばれた銘店の三代目が感じる「危機感」

 

~村上龍の編集後記~

和菓子には、西洋のケーキのような派手な装飾性はない。だが、小宇宙を内包しているかのような、複雑で繊細な製法で作られる。

滋賀・大津を本拠地とする「叶匠壽庵」は、京都へのリスペクトと対抗心を持ち、創業者は個性と創造性を発揮し、二代目は広大な里山を持つ敷地に、思想を反映させた。

三代目の冬樹さんは、理念を継承しながら、従業員の視線で社内の結束を固め、経営を万全にした。

農工ひとつ」。土を耕し、自然に逆らうことなく、日本古来の伝統とモダンな創造性を両立させ和菓子という小宇宙を開拓し続けている。

 

 

<出演者略歴>

柴田冬樹(しばた・ふゆき)1964年、滋賀県生まれ。1984年、叶匠壽庵に入社。2012年、三代目社長に就任。

 

source:テレビ東京「カンブリア宮殿」

 

テレビ東京「カンブリア宮殿」

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