いずれにせよ、法と正義に基づいて結論を待ちたいところですが、報道全般をみる限り、発火点となった週刊新潮の内容から、すっぽり欠落している箇所を見つけます。
山口氏逮捕の直前、ストップをかけた理由は「TBSの記者」であることが理由で、つまりはマスコミに対する「忖度」が働いた可能性です。
2017年5月30日の日本テレビ『スッキリ』だったと思うのですが、有識者による一般論として「著名人を逮捕するときには綿密な裏付けを取る(要旨)」とあり、山口敬之氏はこれに該当したというニュアンスです。
他方で高輪署の捜査は、女性の言い分に傾斜しており、警視庁が事件を引き取り、丹念に再捜査してから、起訴したとも伝えます。
ならば、一般人なら、その女性の言い分だけで起訴されるということです。
何かと安倍政権の批判に余念がない「週刊プレイボーイ」の今週号(2017年6月12日号)はいみじくもこんな見出しの記事を掲載。
起訴されたらほぼ実刑(3年以上)
痴漢冤罪より怖い!! 強姦冤罪の実態
繰り返しますが、男女のことなので子細がわかるまで態度を留保します。しかし、警察によるマスコミへの忖度疑惑と、一般人なら雑な捜査が許されるというのであれば、捜査機関の怠慢であり、テロ等準備罪を共謀罪として反対する連中が、声を上げて警告すべき事案だということです。
強姦被害における女性の証言偏重があるならば、いわゆる『共謀罪』においても「証言」が偏重されれば、無実の罪で他人を陥れることも可能になる、ゆえに「共謀罪ハンターイ」と、声をあげなければなりませんが、それをしません。
なぜか?
「共謀罪」と呼ぶ人々は「政府による弾圧」で思考停止しているからです。だから、政府と近しい山口敬之氏を、政府の圧力で無罪にした、というストーリーに固執してしまい、そこから離れることができません。
現場の暴走など、旧軍を挙げるまでもなく、どこの組織でも起こることで、共謀罪なるものが存在し、警察組織が現場レベルでその濫用をした日には、そちらのほうが市民生活を脅かします。
なぜなら、政治家どもは、選挙で落とすことで民意を反映させることができますが、法律の埒内にある限り警察官を処罰することができないからです。
もちろん、これは妄想にすぎませんが、本件はそういう使い方もできるという頭の体操です。
対する野党とパヨクは実に無能です。
私は消去法的自民党支持者ながら、いまの政府や与党には「ツッコミどころ」が満載なのですが「安倍独裁政権」という間違った前提に立ち、「安倍憎し」という感情だけで勝負を挑むから、あっさりと返り討ちにあいます。
感情論を下敷きとした舌戦は、一歩離れたところにいる国民からはただの口喧嘩か、「負け惜しみ」にしか見えません。これが「安倍一強」を支えているのですからコントです。