男性読者のみなさま、ビックリでしょうか? ところがビックリはこれじゃ済みません。親しい間柄だと、もっと違った意味があるんです。
やっかいなことに、親密で重要な関係、つまり親友とか夫婦とかの場合には、「思いやりがあば、実行するはず」という願望が淡いどころではなく極彩色レベルにキョーレツに強くなり
- フッッッツーやるでしょ。
- てか、やらないとかあり得ないし!!
になっているんですよ。いや、マジですから( ̄∇ ̄) なので、これを男性がスルーするとどうなるか。いやもう火を見るよりも明らかに、火よりも恐ろしい激怒が待っているわけです。
たとえばこんな感じ。オクサマが熱を出して寝込んでいるとしましょう。ごほごほいいながら朝起き出してきました。で、お薬を飲みながら
妻「風邪のときってアイスクリームとか食べたくなるよね?」
夫「ああ、そうだね。子供のころ親によく食べさせてもらったよ」
妻「そうそう、私も食べたなあ(^0^)」
…で、夫は出勤し、いつも通りに帰宅しました。
妻(夜、冷蔵庫を開けて)「え? アイス買ってきてくれてないの?」
夫「え? だって頼まれてないよ」
妻「…もういいっ(涙)」
…これと似たような経験、ありませんか?
会話の始まり「アイス、食べたくなるよね?」という同意を求められたときがポイントだったんです。食べたくなるかどうかが問題なのではありません。食べたくなるだろうことは当たり前として、すでにその先の買ってきてほしいまでが織り込まれているんです。
男性諸氏、「そんなのハッキリ言えよ!(`◇´)!」は措いておきましょう。今回の記事の目的は、女性の婉曲話法の読み解き方なんですから。