客の「自分でやりたい」という願望を叶える店こそが繁盛するワケ

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「ブランド志向」の時代が去り、「安さ追求」の時代も終わりを告げた今、消費者は一体何を求めているのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんは、その答えは「楽しさ」であるとし、中小企業や個人商店が「お客様を虜にする秘訣」を考察しています。

「やりたがる消費者」を掴め!

いま消費者は、「ただ消費すること」への興味が薄れ、そこに何がしかの「楽しさ」を求めるようになってきました。

体験型消費」。

そば打ちや酒蔵めぐり、工場見学など、自分の興味あるものをより深く知りたいという欲求が芽生え、そうした教室やツアーに参加する人が増えています。

メーカーであれば、こうしたイベントを通して、より広くPRすることができますが、個人商店では難しいところです。

しかし、お客さまを楽しませる小さな遊び」を体験してもらうことはできます。たとえば飲食店では、自分で干物を焼く居酒屋さんがあったり、すりごまを自分でする豚カツ屋さんがあったりします。

たこ焼き・お好み焼きは、自分で焼くお店も多くあります。最近は、セルフの串揚げ屋さんが流行っています。

飲食店以外でも、クリーニング屋さんで「アイロンがけ教室」を行ったり、ギフトショップの「ラッピング教室」、靴屋さんの「シューフィッティング教室」などが考えられます。

お客さまは、「やりたい」のです。「やってみたい」のです。

こうしたお客さまをガッチリ掴めば、お店・店主への親しみが湧き常連さんになってもらえるのです。

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