阿里山鉄道は木材を運搬するために敷設されましたが、日本は単に伐採するだけではなく、保護にも貢献しました。日本時代の森林保護の実態は、当時の小学生の「論文集」でも見ることができます(東京新宿区の台湾協会文庫にも保存されています)。
国民党政府時代、台湾の自然は次々と破壊され、木が盗伐されていきました。日本統治時代のような保護政策などを行おうとしなかったため、そのために禿山が増えてしまいました。
中国人は森を破壊しましたが、日本は共生の道を選んだのです。もしも阿里山鉄道に乗る機会があれば、沿線の美しい木々を眺めながら、日本人の先人たちの偉業に思いをはせていただければと思います。
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