「うちの子は、他の子と違って全く努力しない!」とお悩みの親御さんは少なくないのではないでしょうか。しかし、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんは、子どもに「努力する習慣」を身につけさせるには、親の行動や言動も大きく影響すると言います。一体、どんな努力が親には必要なのでしょうか?
努力する子としない子の違いは?
Q:長男は努力家で、勉強もコツコツ続けるのでテスト直前に焦ることはありません。
結果が出なくても焦らず、目標を持って続けています。
一方、娘の辞書には努力と言う文字はないようです。
すぐに諦めますし、人任せです。娘はどうやったら努力する子どもになりますか?
(小6女子、中2男子のお母様より)
柳川さんの回答
A:努力は苦手、どうしたら努力できるか、と悩む人からの相談も多々あります。
努力を続ける人たちには、特徴があります。その特徴をご紹介しますので参考にしてみて下さい。
1.努力は「気合い」ではなく「やり方」次第
頑張るぞ、やるぞ、と言う気持ちで続けることも必要ですが、それではテンションが下がったときにしなくなってしまいます。
努力する人は、いかに簡単にできるかという「続けやすくする仕組み」を考えます。
例えば、「朝起きたら、リビングへ下りず、朝食の前に朝学習をする」というような仕組み作りをします。
2.目先の結果を求めず、習慣化する
努力をしている子どもたちは、今度のテストのためではなく、少し先の中学、高校、大学受験に目標を置いてコツコツ勉強しています。数年後の本番に向け、「コツコツ続けること」を「習慣化」しているのです。
3.結果ではなく過程を重視
「努力は必ず報われる」とは、「結果が出る、成功する」と言うことではありません。
「努力をした経験が必ずどこかで生きる」と言うことです。
努力している人たちは、「成功するかわからないけれどやれるだけやってみる」
「結果がどうであれ、そこに至までの過程が大事」「コツコツ続ける姿勢が大切」
というように、結果よりも途中経過を重要視しています。