最後のメリットが、未来を常に考えられるようになることだと思います。金利というのはまさにそんな未来事なんですけど、おカネって増やすのも減らすのもどちらも時間というファクターが重要な役割を果たすんですね。ここの視点を持てると、自分の人生が立体的になって来ます。瞬間風速ではなく、長丁場を意識した選択が出来るようになるのもおカネで困った経験が教えてくれたことなんですよね(だから金融マンガに登場する人たちの多くが、人生を刹那的に生きる様を見て驚いたんですけどね)。
ただし、おカネが無くて許される、笑い話で済ませられるのは若いうちだけですから。
長じてからおカネに困らなくなるために、若いうちにおカネの修行をする、勉強をする、そのための機会としてのビンボーに意味があると言っているんです。歳を取っても相変わらずビンボーのままだ、というのは大きな問題ですから。
犯罪というのはビンボーが引き金になっているケースがホントに多いので、いい歳してビンボーってことは、犯罪者予備軍にいるのと同じだと考えて、早くそこから離脱しなきゃダメですよ。
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