そこで、実戦配備に向けての今後の動きですが、次のように3段階を踏んで進むのではないかと考えるべきかと思います。
第1段階:米国東海岸を射程に収めるところまで性能を向上させ、核弾頭の小型化に成功するが、まだICBMには搭載しない。早ければ2017年中。
第2段階:液体燃料型。ホットローンチ方式。現在保有している少数の移動式発射装置を使用。小型化された核弾頭を搭載。早ければ2018年前半くらい。
第3段階:固体燃料型。コールドローンチ方式。国産化した移動式発射装置で多数展開。これによって本格的な実戦配備を実現。早ければ2018年中。
これを見れば、「着実な歩みを進めている!」などと感心している場合ではないことがわかると思います。(小川和久)