岸田か、進次郎か。総理を見切った自民が担ぎ出す「ポスト安倍」

 

だが、7月の仙台市長選にも敗北すると自民党内から「首相に対する批判が強まっている。経済政策に関心を示さないからだ」と不満が高まってきた。

ただ自民党は、民進党など野党が政権の受け皿になり得ないとタカをくくっている。だが都議選で大勝した都民ファーストが着々と国政進出の準備を進め、野党の不満分子がこれに合流すると一大勢力になる。また安倍一強や長老支配が弱いとわかれば、若手が小泉進次郎議員を立てて新党を作る可能性だってなきにしもあらずだ。いまや誰が国民の心をつかむかが勝負になってきた。政界ははっきりとポスト安倍時代に向かって動き出している

(電気新聞 2017年8月2日)

image by: 首相官邸

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ジャーナリスト。1942年生。慶応大学経済学部卒業後、毎日新聞社入社。大蔵省、日銀、財界、ワシントン特派員等を経て1987年からフリー。TBSテレビ「ブロードキャスター」「NEWS23」「朝ズバッ!」等のコメンテーター、BS-TBS「グローバル・ナビフロント」のキャスターを約15年務め、TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」に27年間出演。現在は、TBSラジオ「嶌信彦 人生百景『志の人たち』」出演。近著にウズベキスタン抑留者のナボイ劇場建設秘話を描いたノンフィクション「伝説となった日本兵捕虜-ソ連四大劇場を建てた男たち-」を角川書店より発売。著書多数。NPO「日本ニュース時事能力検定協会」理事、NPO「日本ウズベキスタン協会」 会長。先進国サミットの取材は約30回に及ぶ。

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【著者】 嶌信彦 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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