ただ、いろいろな会社の書き込みを見ているとすべての書き込みが良いことばかりではありません。「今日の面接、対応が最悪だった」などと悪く書かれている会社もあったりします(幸い、私の会社にはそのような書き込みはありませんでしたが…汗)。
では、そのような書き込みをされている会社が実際に「悪い対応」をしているかというと必ずしもそうではないでしょう。中には不採用になった腹いせにそのような書き込みをする人もいるのではないでしょうか。もしそうなら、その会社もたまったものではありません。そういった「悪い書き込み」は採用活動に大きく影響してしまうからです。
では、そういった悪い書き込みをされたら会社としてはどう対処すべきでしょうか。それについて裁判があります。ある広告企画会社が某転職サイトに自社の悪い書き込みをされたとしてその削除を求めてそのサイトの運営会社を訴えました。
そのサイト上に、元社員という人が
「会社の将来性はない」
「社長に逆らうとすぐにクビになる」
などと書き込んでいたのです。
この「ネットの削除」というのは非常に難しい問題です。誰もが自分に不都合なものは削除して欲しいと願うでしょうし、それらをすべて削除していたら偏った情報ばかりになってしまいます。ましてこのような転職サイトであれば「会社側からの一方的な情報ではないリアルな情報提供」が、その存在価値だろうと思えるからです(私の個人的な意見ですが)。
では、この裁判はどうなったか。