誰かに一生懸命話をしていて、相手に「愚痴を聞いて欲しいの?」などと言われようものなら烈火のごとく怒り、「これは何も言えないあの人を思っての愚痴なの!」などと反論していませんか?しかし、メルマガ『伝授!潜在意識浄化法』の著者・齋藤翔さんは、「例え誰のためであっても、愚痴はあなたの問題でしかない」とバッサリ。これを読めば、愚痴を正当化する相手を徹底論破できるかもしれません。もちろん、自分も同じ事をしていないか振り返るのもお忘れなく。
「愚痴をこぼす自分」を許している状態だから
前回の続きです。「愚痴」に丁寧に取り組んでいきましょう。
他人の愚痴に対処しようとするとき、次のポイントは重要です。
愚痴は、「他者からの承認欲求」という低次の承認欲求に基づく行動なので、「愚痴を言っても何のプラスにもならないし、みっともないし、雰囲気も悪くする」といった意識は働きません。
愚痴を聞く相手の気分などお構いなしに、「愚痴をこぼす自分」を優先している状態で、相手や周囲を気遣う余裕はありません。
相手ではなく「私に共感して」「私を認めて」という「私、私、私」状態なので、言い換えれば究極の自分本位モード。
まずここが基本です。
「良いコミュニケーションの基本は相手本位」でしたね。だから愚痴をこぼす相手と上質なコミュニケーションを取るのは難しいのです。
お互いが相手本位をキープするのが良いコミュニケーションの条件なのに、相手が「究極の自分本位モード」にある以上、あなたが一方的に歩み寄る以外にまともなコミュニケーションは成り立たない、ということになります。
「一方的に」が通常のコミュニケーションと異なる部分です。相手のほうからはまったく歩み寄ってこない、ということです。
ここまで、よろしいでしょうか。
まずは原則的な話を押さえておきましょう。