【アウトロー】タクシー破壊!裁判所に自動拳銃持込み!危なすぎる話の真相は?

2014.12.18
by kousei_saho
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自称、日本で二番目くらいにまぐまぐのメルマガを読んでいるサイトスタッフのKです。夏目漱石の長編小説『こゝろ』に登場した「先生」の友人と同じ、と覚えていただければ分かりやすいかと。そんな私がこれから毎日のように「ぐっときた有料メルマガ」をご紹介していく所存です。

さて昨日17日、「まぐまぐ大賞2014」の受賞メルマガが発表されました。有料メルマガ部門の大賞に輝いたのは『週刊MEGA地震予測』。抜群の精度で地震の発生を的中させ続け、様々なメディアに取り上げられ大注目されたわけですから、大賞受賞は誰もが納得のいくところではないでしょうか。知っていれば身を守れる情報が、毎週届いて登録料は月額たったの216円(税込)。購読しないわけにはいきません。

そんな大賞発表日に配信された有料メルマガの中で私の心に刺さりまくったメルマガはといえば『<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ』でしょうか。もちろんこちらも「メルマガ大賞有料部門ビジネスカテゴリ」において入賞を果たしています。かつて客からの「ステーキの肉が固い」という苦情に「アゴを鍛えろ」と言い放った「ステーキハンバーグ&サラダバーけん」の井戸社長が吠えまくるテキストの今週号にはこんな記述が。

朝起きると一人、見知らぬ部屋にいました。広さは4畳くらいでしょうか。なんだか見たことのない間取りでした。風呂はなく、トイレは一応置かれているのですが、仕切りがなく丸見えなのです。入り口のドアへ駆け寄ると、取手がありません。「これは何者かに拘束されているな」と理解するのに時間はかかりませんでした。

誰もいないので、とりあえず誰かを呼ばなければと思い「すみませーん」と叫ぶと、拳銃を持ったコワモテの男が現れました。おまわりさんでした。

おやおや、穏やかではありません。さらに引用を続けましょう。

「あのー、仕事なので帰してくれませんか?」と言うと、それはまだできないと言われました。「僕、そば粉屋なんです。俺が働かないと、みんな年越しそば食えないんですよ。あなたそれでもいいんですか?」というと、え? もしかして覚えてない?と、なぜ僕がそこにいるのかを教えてくれました。

話によると、僕は錯乱状態でタクシーを壊しているところを逮捕されたとのことでした。それこそ、左右から前から上から、縦横無尽に破壊していたそうです。思わず、「スト2か!」とツッコミを入れました。「現行犯で被害届も出てるから、しばらく出れないよ」とのことでした。

そば屋?逮捕!?もう話がムチャクチャです。そしてこのあと独房から大部屋(?)に移され、見知らぬおじさんとルームシェア生活をすることになるのですが……。

就寝前、そのおじさんに腰が痛いから踏んでくれと言われ、踏もうとすると薄手のシャツから、肌にプリントされた菩薩が透けて見えました。僕は「特に信心深いわけではないけれど、菩薩の顔は踏みたくない」と伝えると、そこが一番効くらしく、頼むと懇願されました。断るのも恐いので、仕方ないと思い一礼して手を合わせながら踏んでいると、自分がすごく情けなくなってきて、涙が止まらなくなってきました。

こんなシャブ中のおっさんの背中に彫られた菩薩の顔を、一番の稼ぎ時なのに仕事もせず、クリスマスイブに踏んでいる自分が本当に許せなくなってきたのです。野々村ばりに泣いていたと思います。おじさんには「そんなに踏みたくなかったか、ごめんな」と謝られました。

その後、目撃者の話で、私がタクシーを壊す前、そのタクシーに轢かれていたことが分かり、なんだか痛いなーとは思っていたのですが、私の体もかなりやられておりました。そのまま逃げようとしたので、怒ってタクシーを壊したらしいということがわかりました。そのことを示すドライブレコーダーの提出も、タクシー会社が頑なに拒んでおり、なんだかこいつもこいつでかわいそうじゃね? ということで話の流れが変わり、被害届も取り下げられたので起訴も免れ、ギリギリ年内に帰ることができたのが唯一の救いでした。

おかしいです。今年のクリスマスイブはまだ訪れていません。井戸社長、当然ながらおそば屋さんじゃありませんし。もう一度上スクロールで確認してみると……。

メルマガ読者からの投稿で、こんな悲惨な人もいますのでご紹介します。

との一文が。なぜか完全に見逃していました。井戸社長本人ではなかったんですね。PCの前で腹を抱えて笑っておきながらなんですが、安心しました『<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ』、こんなハイブロウなネタがほかにも満載ですので、是非のご購読をオススメします。毎週爆笑必至です。

そしてもう一本、「ジャーナリズムのカテゴリ」で入賞した『今井亮一の裁判傍聴バカ一代』。ほぼ毎日裁判傍聴に出張る今井さんが週に4回も配信してくださるマニアックなメルマガで、毎回必ず笑えるうえに司法について少しだけ詳しくなれるという優良書なんですが、最新号は緊迫の展開が用意されていました。

帰り際に一服しようと1階の喫煙所へ向かった俺は、「はりゃ?」となった。

東玄関(正面玄関の反対側)のロビーの、刑事の開廷表の束が置かれた近くに…。

紺色系の迷彩服上下、同色のカチッとしたキャップの、どっちかといえば白人系の外国人男性が、スキンヘッドの黒人男性(黒スーツに黄色い蝶ネクタイ)と立ち話をしてた。

迷彩服の外国人自体、珍しいうえ、その右太腿に巻いた黒いベルトの外側に、何か付いてる。はりゃ? あれはもしや…?

俺はそばへ寄って見てみた。

ぎょっ、自動拳銃じゃんっ!

なぜに鉄砲を持った外国人が裁判所に!?今井さん、さらにこう続けます。

え~っと、この東京高地簡裁合同庁舎は、ナイフとか持ち込んじゃダメだ。でも自動拳銃はいいんだっけ。

いや、あれはじつはコスプレで、コスプレの自動拳銃はいいんだっけ

んなわきゃねーだろっ!

やがて迷彩服の米兵と蝶ネクタイの黒人は、北側エレベータのほうへ去った。

俺は昂奮のまま一服し、とりあえず今日の刑事の開廷表をメモ、庁舎内の某所でマニア氏らと歓談。

12時45分、また一服すべく喫煙所へ向かうと、同じ場所にその2人がまた居た!

その後、今井さんは?裁判所の対応は!?こちらもご登録の上、オチをお確かめ下さい。初月無料ですのでお気軽に。

というわけで明日も「グッときたメルマガ」をご紹介差し上げます。とりあえず本日はアディオス。

 

Information:
『まぐまぐ大賞2014』
『週刊MEGA地震予測』
<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ
今井亮一の裁判傍聴バカ一代

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