ダメな飲食店は飽きられたら終了。コンサル伝授の必勝メニュー術

 

もうひとつ注意すべき点は、「飽きさせない」という点。たくさんのメニュー数があったとしても、1年以上メニューが変わっていなければ、今度はお客様に飽きられ、足を遠ざけられる大きな要因になってしまうのです。

ですから、「数」ももちろん大切ではあるのですが、僕は「頻度」、つまり、「適度にメニューが変わっている常に何か新しい商品が楽しめる」ということが、特に居酒屋では重要であると考えています。

そのため、数を大手チェーンの60~70%程度に絞って、その分、日替わり月替わり、などのお薦め商品を強化することに力を入れてもらっています。メニュー数が少なければ、仕込みも負担が少なくなりますし、提供時間の遅れも発生しにくくなります。

その分「常に新商品を投入する」という、仕事が大切になってきます。しかし、この部分を強化することができれば、チェーン店との差別化にも繋がりますし、店の運営の効率化にも寄与します。

できるだけたくさんのお客様に来店してもらいたいという気持ちから、メニュー数をどんどん増やす方がいらっしゃいますが、それは、ターゲットや利用動機をしっかりと設定できていない証拠。

メニューをどんどん増やすあまり、提供時間が遅れたり、仕込みの負担が増えたりして、顧客満足度は下がるし、コストも増えるなんて店が意外に多いように思います。

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若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

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【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

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