季節の変わり目でダルいなら…「ゴーヤのゴーちゃん」を作ろう!

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数日ほど暑い日が続いたかと思えば、明け方には肌寒いくらいの気温にまで下がるなど、季節の変わり目はどうしても体調が崩れやすくなりますよね。『一石三鳥健康メルマガ』では、そんな時にこそ食べたい免疫力アップの成分がたくさん入った「ゴーヤのゴーちゃん」の作り方をご紹介しています。

ゴーヤ 〜栄養編〜

こんにちは、もげらもげこです。

ようやく秋がきたなと思ったのに、ここ数日は本当に暑かったですね。気温の落差が激しいと、体の調子を整えるのが大変です。だるかったり、頭が痛かったりしていませんか。気候が不安定な時に体ではどんなことが起きているのでしょうか。

体の中には、自律神経と呼ばれるものが通っています。内臓の動きや体温調整、それから呼吸など、意識とは関係なく一定の動きをするために必要な神経のことです。一定の働きをキープするために、アクセルのような働きをする交感神経と、ブレーキのような働きをする副交感神経があります。

ストレスにさらされると、自律神経の働きに影響が出ます。気温の極端な変化も、体にとっては立派なストレスです。自律神経に乱れが生じると、免疫力が低下します。これから風邪が流行する季節ですから、免疫力は整えておきたいですよね。

そこで役に立つのが今日のテーマ、ゴーヤです。ゴーヤは、苦くて食べにくい野菜というイメージが強いと思います。私は、子供のころは嫌いでした。昔から、「良薬口に苦し」といいますが、苦いこのゴーヤには今の季節だからこそ食べたい、免疫力をアップさせる成分がたくさん入っているのです。

ゴーヤの中にたっぷり入っているのが、ビタミンC! ビタミンCは加熱に弱いというイメージがありますが、ゴーヤのビタミンCはとても強いのが特徴です。レモンの5倍入っています。

ビタミンCが体にいいのは有名ですね。でも、どう体にいいのかご存知ですか? ビタミンCは、抗ストレスホルモンを作るのに必要なビタミンです。副腎という臓器でホルモンが造られるため、臓器の中には大量のビタミンCがストックされています。しかし体がストレスを感じると、そのストックは急激に減ってしまうのです。

ビタミンCが不足すると、抗ストレスホルモンが十分につくられないため、ストレスに対抗する力が急速に弱まります。さらに、一気にたくさん摂取しようとしても、体外に排出されてしまいます。毎日摂ることがとても大事なのです。

でもゴーヤの料理なんて、ゴーヤチャンプルーしか思いつかないよという方のために、今日はとっておきの料理をご紹介します。その名も、きゅうりのQちゃんならぬ「ゴーヤのゴーちゃん」です。

用意するのは、ゴーヤ、新生姜、ごま、しょうゆ、砂糖、お酢、みりん、かつおぶしです。ゴーヤを3ミリくらいの厚さに切ります。苦みが苦手な方は、まず最初に沸騰したお湯で30秒くらいゆでて、お湯をよく切っておきましょう。調味料と一緒に煮込むと苦味はある程度飛びますが、苦いのが大嫌いな方におすすめの方法です。

次に、鍋に調味料をいれます。おすすめの分量は、しょうゆ:みりん:お酢:砂糖=3:3:1~2:1~2です。今日は、250gのゴーヤ2本に対して、醤油200cc、みりん200cc、お酢70cc、砂糖大さじ6を入れました。鍋に入れたゴーヤに対して、その半分くらいの分量がちょうどいいと思います。ゴーヤから水分がでてきて味が薄まりますので。

鍋を、水分が飛ぶまで煮込みます。ゴーヤが加熱でとろとろになってしまいそうに思えますが、意外とそんなことはありません。加熱をしている間に、新生姜を千切りして加えましょう。私は、たっぷり入っているほうが好きです。汁がほとんどなくなったら、かつおぶしとごまをお好きなだけ加えてください。

このゴーちゃん、つくだ煮として使っていただくのはもちろん、さまざまな料理に展開することができます。ご飯と一緒に炒めていただければチャーハンになります。オムレツのなかに入れていただいたり、スープにいれたりしてもよし。ゴーちゃんの中に、レンコン、にんじん、なすを加えると、福神漬けになります。

image by:Shutterstock

 

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ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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