信じられない。日本人には到底理解できぬアメリカ人の異常な日常

 

空いてる時間に、ニューヨーク観光に連れて行きます。

義理の母が観光で一番気になったのは、自由の女神より、タイムズスクエアより、マクドナルド。 もちろんマクドナルドは埼玉にだってあります。 気になったのは、店員がくれる袋に入ったケチャップの数

どうしてフレンチフライひとつに、8つもくれるの?

彼女は両手いっぱいに小脇されているケチャップの袋を乗せて、不思議そうに言いました。

特に、深く考えてないんだよ。 僕がそう言っても、昭和10年代生まれの母はどうしても納得がいかない様子。 “だって、1つ、使っても2つで済むのよ”

残りの6つを僕がトレイごとゴミ箱に捨てるまで、ずっともったいなさそうに見ていました。

確かに、この6つは再利用もされることなく、使われなかったケチャップとしてこの世の役目を終ります。 もちろんレジにわざわざ返却しに行ってもいいけれど、どうせ次の人にも8つ渡す。 いや、7つかもしれないし、10コかもしれない。

何も考えず、つかんだ手そのままにブラウンバッグに投げ込むだけです。 僕たちが節約したところで、この国ではケチャプも、マヨネーズも、紙ナプキンも、プラスチックのスプーンも、天文学的数字くらい未使用のまま捨てられます

いまの8:2分けの頭悪そうな大統領よりひとつ前。 オバマ大統領が一度、省エネ家電の普及を促進するようにエネルギー省に命令した、なんてニュースもありました。 主婦層から圧倒的な支持を得ていたミッシェル夫人の影響があったことは想像に難くありません。

でも、結局、頓挫してます。 この国の何十兆円分の電力をセーブできたにも関わらず、できなかった。 明確は理由はありません。 ただ単に各家庭で省エネ家電が普及する努力をしなかった。 「省エネ・節約」に力を入れてやってます!なんてアメリカ人家族、絶対に想像できない。

まず、家電自体を日本のように簡単に買い換えられない、という事情があります。 借家の場合、大型家電は備え付けであることが普通です。 それでいて電気代はもちろん借り手が払います。 当然だけど。 であれば、省エネ家電に買い替える必要は大家には見当たりません。 そんな大家がこの国にはたぶんひとりもいない。 ゼロ人です(笑)

なので、アメリカ国民みーんな省エネなんて考えたことがないと思います。 (有料メルマガはブログと違って読む人が限定されてるからって、好きなこと言ってるな、オレw)

例えば、セントラルヒーテング。 こちらの住居では、巨大なアパートの家中に、冷暖房を送り込みます。 ビルもそうです。 空室だの、地下室だの、そこに人がいるかどうかはおかまいなし。 ぜーんぶ冷やしちゃえ(あっためちゃえ)!おかげで真夏に震え、真冬に汗をかかされます。

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