ドイツの「男女混浴」サウナで、日本人が目を丸くする珍儀式

 

各サウナ施設には必ず Aufgussplan (アウフグスプラン)という時間表があり、何時にどこのサウナ室でアウフグスが行われるかチェック出来ます。サウナはこのアウフグス時間に合わせて入る人が大半です。

アウフグスには Saunameister (サウナ・マイスター)と呼ばれる施設の人が、水の入った桶と旗とバスタオルを持ってやって来ます。そして「アウフグス中」という札がドアノブに下げられると、外部からはサウナ室には入らないというルールがあります。発生する熱がドアから外に出ないようにです。

水は精油入りで、たいてい Fichte (フィヒテ)と呼ばれる針葉樹のトウヒやドイツ語で Eukalyptus (オイカリプトス)と呼ばれるユーカリ、Zeder(ツェダー)というヒマラヤスギなどのウッド系が多いのですが、昨日はザクロとライムとトウヒのミックスというのがあり、なかなか素敵な香りでした。

サウナ・マイスターは自分の名前と挨拶を述べ、何の精油入りかを説明します。サウナ室の中央に焼けた石が乗せられたスペースがあり、その焼けた石水をかけます。

一気に沢山の蒸気が発生し、サウナ室が更に熱くなって来たところで、サウナ・マイスターは旗をくるくると回し、熱気をサウナ室の隅まで行き渡らせ、その後バスタオルでサウナ客に熱風を吹き付けるのです。

この熱風がすご~く熱い!

それを2~3回繰り返します。アウフグスが終わるころにはもう汗ビッショリ。サウナ・マイスターがサウナ室を出て行くと同時に、ほとんどの客も熱さに耐えかねて出て行きます。

サウナから出た後、風邪を引かないように冷水を頭からかぶり、一気に毛穴を縮めるのですが、これがも~冷たいのなんのって。

その後はリクライニングチェアの並ぶリラックスルームで水分を補給しながら本を読んだり、ただただリラックス。

このサウナ→リラックスを3回くらい繰り返し、途中、施設にあるレストランで食事をして、最後に塩水プールで泳いでから帰宅しました。

リラックス効果か昨晩は睡眠も深く、朝までぐっすり。なんだかお肌の血行が良くツルツルになっています。

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