この例からも、問題対処と問題解決は、どちらが良くて、どちらが悪いと言うことではありません。
問題対処は、短期的な視点で問題を見ていることであり、問題解決は、中長期的な視点で問題を見ていることと言えます。
例えば、目の前で火が燃え上がっている時には、その火を水や消火剤などで消さなければいけません。その時に、「何で火が燃え上がったんだろう」と考えていたら、その火が燃え広がってしまいますね。
ですが、火を消し止めた後に、「やれやれ火が消えた」と、「何で火が燃えがったのか」と考えないでいたら、また、同じことが起きてしまう可能性があります。
このことからも、短期的には問題に対処するとともに、中長期的には、その問題が起きないように問題を解決していくことが大切になります。問題対処と問題解決の両輪で考えていくことが重要ではないでしょうか。
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