私は幸いなことにこの競争の途中で脱落して、田舎暮らしに舵を切ったので、疲れ切るほど追いかけはしなかったんです。そして田舎暮らしというゆったりとした時間の流れに身を任せていたら、自分のやりたいこと、目指すべきことが、本書でいうアダム1ではなく、アダム2の方なんじゃないかと気付いたんです。
というか、この本を通してアダム1、アダム2という単語を知ったから、こうして言語に出来るんですが、これ全部こころの中のモヤモヤで存在していたんですよ。セミナーでは何度か、
● 人格を高めることをゴールにしよう
と言ったこともあるんですが、これもアダム2に属するゴールですよね。
人生の後半戦に突入した男として、もう少しアダム2の生き方を模索してみようと思った次第です。
そしてこれは内緒ですけど、アダム2の生き方をしていると、勝手にアダム1の願望もほとんどが手に入ってしまうんですよね。
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