どうしてそんなに悩むの?葬式へ来た人にどう語られるかが人生だ

 

外に向かう誇り高きアダム1に対して、自分の内側に向かう謙虚なアダム2。前者を追い求める人はたくさんいますが、後者を追い求める人はほとんどいないんですよね。

経済や数学、物理の世界で説明出来るアダム1と、こころや宗教、身体感覚の世界で語られるアダム2。両者は混じること無く、そして現代社会はアダム1に非常に偏った世界になっているんです。

世界がこのような形で非対称になっているのであれば、少数派の方に面白いものがあるというのが、逆張りの人生で学んだ経験則でもあるんですが、私は21世紀という時代はアダム2を追及することで、ステキな未来が手に入ると考えています。

目に見える、測れる、計算出来る成果であるアダム1しか視野に入っていない人って(有名人とか、新興の経営者とかね)、昔からどうも好感を持てないというか、彼らから下品な波動をずっと感じていたんですが、その理由がこの本を読んで分かったんです。若い頃は私も、そんなアダム1の世界にしか願望や興味がなかったんですけどね。

  • 出世したい
  • おカネが欲しい
  • 不労所得を目指すぞ
  • ○○が出来るようになるぞ
  • 権力が欲しい

こういう願望って、追いかけている時は確かに楽しいんですけど、手にした時に満足感というか、自尊心の高まりって、そんなに長い時間続かないんですよ。おまけに他者と比較可能ですから、ドンドン欲求がエスカレートしていくんですね。これに疲れてしまうんです。

print
いま読まれてます

  • どうしてそんなに悩むの?葬式へ来た人にどう語られるかが人生だ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け