時間さえたてば
実はこの場合、A「お湯」と同じくらい「つらくないんじゃない?」と判断したのです。
すなわち結論はシンプルです。「人間、どんなにつらくても、終わってしばらくすれば、忘れる」ということ。たった10分でも、戻ってしまうわけです。
実際、お腹が痛くてたまらないときとか、「あぁ神さまごめんなさい! もう真面目に生きます! バストとか言いません!(ブルブルブル)」みたいに思いますね。はい。
でも治ると「神さま? 言ったっけそんなこと? バストバストバストォ!」みたいに思ったりするものです。これはこれで人生大丈夫か分かりませんけども。
人間の判断は、環境で変わる
ですので人間「判断は環境に左右されやすい」ということを、覚えておいてください。たとえば試験に落ちたり、恋人にフラれたりして、自信を喪失しているときは、ちょっとした優しい言葉をかけられただけで「フラッ」といってしまいやすいものです。その相手がいい人ならいいのですが、悪い人だったりすると「泣きっ面に蜂」になります。
特に精神医学では、「うつ病」の人に「大きな決断はさせない」というセオリーがあります。退職・転職・退学・離婚…。そんな大きな決断を、気持ちが落ちているときにしてしまうと、時間がたって後悔することも多くなります。
とにかくショックなことがあったときは、決して大きな判断をせず「時間をたたせて、ゆっくり考える」ということを心がけてくださいね。
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