精神科医が教える、自信喪失時に大きな決断をしたらヤバいワケ

 

時間さえたてば

実はこの場合、Aお湯と同じくらいつらくないんじゃない?と判断したのです。

すなわち結論はシンプルです。「人間、どんなにつらくても終わってしばらくすれば忘れる」ということ。たった10分でも、戻ってしまうわけです。

実際、お腹が痛くてたまらないときとか、「あぁ神さまごめんなさい! もう真面目に生きます! バストとか言いません!(ブルブルブル)」みたいに思いますね。はい。

でも治ると「神さま? 言ったっけそんなこと? バストバストバストォ!」みたいに思ったりするものです。これはこれで人生大丈夫か分かりませんけども。

人間の判断は、環境で変わる

ですので人間「判断は環境に左右されやすい」ということを、覚えておいてください。たとえば試験に落ちたり、恋人にフラれたりして、自信を喪失しているときは、ちょっとした優しい言葉をかけられただけで「フラッといってしまいやすいものです。その相手がいい人ならいいのですが、悪い人だったりすると「泣きっ面に蜂」になります。

特に精神医学では、「うつ病の人に大きな決断はさせない」というセオリーがあります。退職・転職・退学・離婚…。そんな大きな決断を、気持ちが落ちているときにしてしまうと、時間がたって後悔することも多くなります。

とにかくショックなことがあったときは、決して大きな判断をせず「時間をたたせてゆっくり考える」ということを心がけてくださいね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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